JAMES T.KIRK(William Shatner:ウイリアム・シャトナー)
Mr.SPOCK(Leonard Nimoy:レナード・ニモイ)
Dr.LEONARD "BONES" McCOY(DeForest Kelly:ディフォレスト・ケリー)
MONTGOMERY SCOTT(James Doohan:ジェームズ・ドーハン)
NYOTA UHURA(Nichelle Nichols:ニシェル・ニコルズ)
HIKARU SULU(George Takei:ジョージ・タケイ)
PAVEL ANDREIEVICH CHEKOV(Walter Koenig:ウォルター・ケーニッグ)
JANICE RAND(Grace Lee Whitney:グレイス・リー・ホイットニー)
CHRISTINE CHAPEL(Majel Barrett:メージェル・バレット)







JAMES T.KIRK
U.S.S.エンタープライズの船長。地球のアイオワ州出身。17才でスターフリート・アカデミーに少尉候補生として入学。上位の中に入る優秀な成績で卒業。その後航宙艦の船長としては、もっとも若い30歳でエンタープライズの船長に着任した。なお、彼の前にエンタープライズの指揮をとっていたのはクリストファー・パイク大佐であった(「The Cage」参照)。スターフリートにおける軍識票(Serial)はSC937-0176CECである。階級は大佐で、エンタープライズ艦内では、司法権を含めた広範囲な権限を持っている。これは通常の船長以上の職権だが、"5 YEAR MISSION"と呼ばれる5年間の調査飛行と、宇宙地図作成のためである。また、地球の大使としての役目を努めることもある。性格は行動力があって情熱的。惑星探査のときは、自ら指揮をとって上陸することが多い。第1シーズンがスタートしたときの設定では34歳で、過去に3度ほど恋愛があったとされているが、カークの女性扱いのうまさは第3シーズンで充分に発揮されている。
WILLIAM SHATNER
1931年3月22日、モントリオール(カナダ)出身。8歳のときに児童劇でトム・ソーヤ役を務めて注目を集め、ラジオ番組でレギュラーを持つ。マックギル大学在学中にサマー・ストックに参加、'54年にストラッドフォードのシェークスピア・フェスティバルに参加した後、劇団に加わる。その後、生番組全盛時代のアメリカTV界で活躍。「トワイライト・ゾーン(ニック・オブ・タイム2万フィートの悪夢)」、「アウターリミッツ(コールド・ハート、ウォーム・ハート)」にも出演。'58年「カラマーゾフの兄弟」で念願の映画デビューを果たす。その後はハリウッド入りし「ニュールンベルグ裁判」('61)といった名作や、西部劇に出演。また、舞台俳優としても同時期にブロードウェイに進出、「スージー・ウォンの世界」や「暗闇でドッキリ」に出演している。「スタートレック」への出演チャンスは、同作のパイロットフィルム「The Cage」で、主人公クリストファー・パイク船長役のジェフリー・ハンターが断ったために訪れた。なお、スタートレックの劇場版第5作「スタートレック5 新たなる未知へ」では映画監督としてもデビュー。TV番組「パトカー・アダム30」の主役としても活躍。
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Mr.SPOCK
U.S.S.エンタープライズの副長であり、第1級科学士官。出身は惑星連邦(United Federation of Planets)に所属するバルカン星。両親は父がバルカン星の大使であるアンバサドール・サレック(Ambassador Sarek)、母が地球人のアマンダ・グレイソン(Amanda Grayson)。スポックはバルカンの科学アカデミーで学んだ後、父の反対を押し切って、スターフリートの科学アカデミーに入学。8年間学んだ後、スターフリートに入った。その後、科学士官として、宇宙地図作成任務中の航宙艦U.S.S.エンタープライズの科学士官として着任。当時の船長であったクリストファー・パイク船長に11年間仕える。階級は少佐で、軍識票はS179-276SP。性格的にはバルカン人の血が濃く、平常は無口で論理に基づいた発言しかしない。笑ったり、怒ったりという感情的な行動は、最も恥ずかしいことだと考えている。エンタープライズのブリッジでは、科学主任としてライブラリー・コンピューターを操作、異常現象や未知の生命、文明に対して的確な分析を行っている。
LEONARD NIMOY
1931年3月26日、ボストン(アメリカ)出身。9歳のときより子役として活躍。ボストン・カレッジで演劇奨学生としてのコースを終えた18歳のときに、カリフォルニアのパサディナ・プレイハウスで学ぶために故郷を後にする。その後、'50年に「Queen for a Day」で映画デビュー。'54年に女優のサンディ・ゾーバーと結婚している。
「スタートレック」にレギュラー出演するまでに、実に多くのTV番組に出演しており、中でもTV番組「0011/ナポレオン・ソロ」('64〜'68)の第1シーズンで放映された第9話「ガスのお値段」では、ウィリアム・シャトナーと共にゲスト出演している。1961年12月29日米国で放送された「トワイライト・ゾーン」ep.80「A Quality of Mercy(日本軍の洞窟)」では、兵士役として無名時代の姿を見ることができる。なお、スポック役でエミー賞に3度ノミネートされている。スタートレック終了後は「スパイ大作戦」のレギュラーを務め、スタートレック劇場版第3作「スタートレック3 ミスター・スポックを探せ!」('84)で、念願の監督デビューを果たした。彼の演出のうまさは、続く「スタートレック4」('86)「スリーメン&ベイビー」('87)で証明されている。
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Dr.LEONARD "BONES" McCOY
エンタープライズの船医。アメリカのジョージア州出身。開業医としての教育を受け、一度結婚するが離婚しており、ジョアンナという21歳の娘がいる。軍識票はSD231-898。エンタープライズの乗組員のみならず、辺境宇宙での調査員や科学班、植民生活者などの健康診断をするのが任務。人情家で感情的な性格のため、スポックとは、よく衝突するが、心の底では彼に対して親愛の情を抱いている。口が悪く皮肉屋でもある。愛称はボーンズ。
DEFOREST KELLY
ジョージア州アトランタ出身。子供の頃は聖歌隊の一員で、成人してからはコーラスグループの一員として、ラジオや劇場のコーラス要員として活躍。第2次世界大戦中に海軍の訓練映画に出演、それを見たパラマウント映画のスタッフに声をかけられ、同社と契約を結ぶ。映画デビューは'49年「バラエティー・ガール」で、皮肉にもここではパラマウントのタレント・スカウト役を演じている。以降、「OK牧場の決闘」、「ワーロック」、「連邦保安官」など多くの作品に出演するが、その多くはひとくせある悪役というのが多かった。「スタートレック・ネクスト・ジェネレーション」のパイロットフィルム('87)にゲスト出演している。1999年6月11日 永眠。
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MONTGOMERY SCOTT
日本版ではチャーリーと呼ばれている、エンタープライズのチーフエンジニア(主任機関士)。イギリスのグラスゴー出身。軍識票はSE197-514。スターフリート・アカデミーのエンジニアリング科出身。ワープ機関に関しては専門家で、彼の著書はスターフリート・アカデミーでも使用されている。エンタープライズを、我が子のように愛しているのは誰もが認めるところ。愛称はスコッティ。
JAMES DOOHAN
ジェームズ・ドーハン、発音ではドゥーアンが近いともいわれる。バンクーバー(カナダ)出身。第2次世界大戦中、王立カナダ空軍で兵役を務めたベテランパイロットでもあった。'46年にニューヨークのネイバーフッド・プレイハウスに学び、教師として残る。'53年にカナダに戻って、ラジオ、テレビに出演の後、ハリウッドに移り、多くの作品に出演。なお、彼の父はハイオクガソリンを開発した科学者であり、彼自身、科学に興味があったというからスコット役は最適の役だったといえる。
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NYOTA UHURA
日本版ではウラ少尉と呼ばれている、エンタープライズの通信士。アフリカのバンツー出身。軍識票はSC442-992。ブリッジで各種宇宙チャンネルの受信、交信を担当している。オフはリクレーションルームで、歌を歌って乗組員を楽しませてくれる事が多い。なお、ウフーラとはスワヒリ語で「自由」を意味する言葉である。ブリッジ内部では、つねに受信用のイヤーシーバーを装着している。
NICHELLE NICHOLS
イリノイ州シカゴ近郊、ロビンズ市の市長の娘として生まれる。歌手として早くから活躍し、16歳のときにはデュークエ・エリントンのバンドで歌い踊った。その後、舞台・映画・TVと活躍。スタートレック出演のきっかけは、ロッデンベリーのプロデュースするTVドラマ「警部」('64)に出演したためであった。スタートレック出演がきっかけで、NASAと接触し、そのプロジェクトを積極的に援助。国立航空宇宙博物館のための映画を製作・監督・出演・作曲している。映像・現実両面で「宇宙のファーストレディ」といわれている。
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HIKARU SULU
日本版ではミスター加藤と呼ばれている、エンタープライズの主任ナビゲーター。 ちなみにこの「ミスター加藤」とは、TVシリーズ「グリーン・ホーネット」で、ブルース・リー演じる助手の加藤からきている。日本人とフィリピン人の混血。軍識票は不明。パイロットとしてエンタープライズを操艦する他に、フェイザー砲や光子魚雷などウェポンセクションも担当している。劇場版「スタートレックVI 未知の世界」('91)では、U.S.S.エクセルシオールの船長となっており、その時にファースト・ネームが「ヒカル」だということが判明した。
GEORGE TAKEI
日系移民の三世として第2次世界大戦の開戦の日、ロサンゼルスに生まれた。日系のため、大戦中を収容所で過ごし、戦後南カリフォルニア大学バークレー校で建築学を専攻してから、ロサンジェルスのキャンパスに移ってきたとき、初めて芝居に触れ、専攻を演劇に変更した。UCLA在学中にTV番組「プレイハウス90」にレギュラー出演。「トワイライト・ゾーン」ep.151 "The Encounter"(日本未放映)では、日系人庭師の役を演じている。'72年に民主党大統領大会の公式代表として選ばれ、'73年にロサンゼルス市議会議員候補になるほど政治に対して積極的。映画、舞台に数多く出演している。なお、彼の祖母は広島に在住していた。
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PAVEL ANDREIEVICH CHEKOV
第2シーズンから、エンタープライズに乗船したナビゲーター。レニングラード(ロシア)出身。ジュニア・サイエンス・オフィサー(初級科学士官)の資格を持つ。軍識票はSN225-766。スターフリート・アカデミーの科学科出身。年齢は22歳とブリッジ内では一番若い。性格は陽気、好奇心が強く情熱的。ロシアなまりの強い英語を話す。
WALTER KOENIG
リトアニア移民の息子としてシカゴに生まれた。ネイバーフッド・プレイハウスに学んだ後、テレビ、映画、舞台で活躍。また、脚本を執筆したり映画のプロデュースを行うという才人ぶりを発揮。「スタートレック」劇場版の製作日誌「Chekov's Enterprise」とう著書もある。劇中では強いスラブなまりの英語をしゃべっているが、それはもちろん演技である。
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JANICE RAND
日本版ではジェニーの愛称で親しまれた、カーク船長の個人秘書。秘かにカーク船長の事を愛している。第1シーズンのみのレギュラーで、第2シーズン以降には登場していない。
GRACE LEE WHITNEY
ミシガン州デトロイト出身。ハイスクール卒業後シカゴに移住、ミス・シカゴコンテストで準ミスに選ばれる。その後、ニューヨークでの休暇中、ブロードウェイでミュージカル「トップ・バナナ」のオーディションを受け、役をもらうと同時に主役の臨時代役も務め、この劇の映画版に出演するためハリウッドまで劇の配役に同行していた。「ポリス・ストーリー」に出演中(女探偵リビー・モンロー役)、ロッデンベリーに見いだされた。TVシリーズのスタートレックは第1シーズンのみで降板したが、劇場版スタートレックの第1作、第3作に同じ役で出演している。
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CHRISTINE CHAPEL
ドクター・マッコイの助手ともいえる主任看護婦。フィアンセだったロジャー・コービー博士の消息をつかむため、エンタープライズに乗船(「コンピュータ人間」参照)。リサーチ・バイオロジスト(生命研究家)として博士号を持っている。
MAJEL BARRETT
パイロット版「ザ・ケイジ」での副長ナンバー・ワン役がかわれ、レギュラー入りした。彼女はスタートレックの第3シーズン終了後、プロデューサーであるジーン・ロッデンベリーと共に来日、'69年8月6日に東京で神前結婚式を挙げている。スタートレックでは18エピソードに出演し、アニメ版「まんが宇宙大作戦」('73〜'74)にもチャペル役の声で3エピソードに出演している。
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