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STAFF | |||
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脚 本 | リチャード・マシスン | 原 作 | リチャード・マシスン |
監 督 | リチャード・ドナー | 製 作 | バート・グラネット |
美術監督 | ジョージ・ディビス / ウォルター・ホールシャー |
編 集 | トーマス・W・スコット |
助監督 | チャールズ・ボニウェルJr. | 特殊メイク | ウィリアム・タトル |
CAST | |||
ボブ・ウィルソン | ウィリアム・シャトナー | ルース・ウィルソン夫人 | クリスティン・ホワイト |
グレムリン | ニック・クラバイト | 航空機関士 | エドワード・ケマー |
スチュワーデス | アサ・メイナー | 番組ホスト | ロッド・サーリング |
STORY | |||
機上で発病し神経衰弱で6ヶ月入院、退院したばかりのボブ・ウィルソンは、付き添いの妻と家に戻るため飛行機に乗り込んだ。
雨の中を飛ぶ飛行機の窓から外を眺めたウィルソンは、翼の上に奇妙な怪物を発見した。彼は怪物のことをスチュワーデスに訴えるが、彼女は怪物の姿をみることができず、信用されなかった。自分の錯覚と思えたウィルソンは睡眠薬を飲み、眠りにつこうとした。しかし寝つけずにカーテンを開けて窓の外を見ると、怪物がこちらを覗いていた。他人が来ると姿を隠す怪物は、飛行機のエンジンに取り付き、エンジン・カバーをめくり始めてしまった。隣で眠っていた妻ルースを起こし、彼は翼にいた怪物、戦時中伝説の「空の小悪魔グレムリン」を見たとうち明けた。しかし、夫が妄想に憑かれたと驚きの目で見る妻は、怪物のことを機長に告げるのではなく、機関士に相談にいっていた。機関士と妻になだめられ、勧められ睡眠薬を飲んだウィルソンだったが、眠りにつけないまま再び怪物と出会うのであった。
そして……。 あまりに有名な話なので、この辺でやめておきましょう。 |
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NOTE | |||
スピルバーグの「トワイライトゾーン/超次元の体験」('83)の第4話「ヴァランタイン」(ジョージ・ミラー監督)の元ネタとして有名なこのエピソード。TVも映画も原作者リチャード・マシスンが脚本を書いてます。 マシスンはファンだった「The Cat People」('42)のジャッキー・ターナー監督の演出を希望したが、ターナーはこの話の直前にエピソード139「真夜中に呼ぶ声」を担当しており都合もつかず、おまけに飛行機のセットで予算が尽き、新人監督の起用となった。 今作品はリチャード・ドナー初監督作品。彼はコマーシャル製作監督からスティーブ・マックイーンのTV「拳銃無宿」('58)を経て、トワイライトゾーン3人目の製作者バート・グラネットに採用された。彼はその後、ブロンソンの映画「X-15」('61)やTV映画を監督、「オーメン」('76)、「スーパーマン」('78)で有名となった。 グレムリンの怪物のマスクを作ったのは「80万年後の世界へ・タイムマシン」('60)の食人鬼モーロックを製作したウィリアム・タトル。彼はエピソード42「みにくい顔」、145「生きている仮面」などですぐれた特殊メイクを担当した。なお彼は「Seven Faces Dr. Lao」('64)の特殊メイクでアカデミー特別賞を受賞している。 |