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STAFF | |||
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脚 本 | D・C・フォンタナ | 監 督 | ジョセフ・ペブニー |
GUEST | |||
アカアー皇帝 | ベン・ゲージ (嶋 俊介) |
エリン | ジュリー・ニューマー (武藤礼子) |
クラス | タイ・アンドリュース (村越伊知郎) |
マーブ | マイケル・ダンテ (和田文夫) |
キール | カル・ボルダー (石森達幸) |
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STORY | |||
貴重な鉱物資源の採掘権交渉のため、カークたちはカペラ4号惑星に降り立った。部族の皇帝アカアーの元を訪れると、そこには同じく採掘権を狙ってクリンゴン人クラスが来ていた。信義を重んじるアカアーは先に接触してきた惑星連邦を交渉相手に選ぶが、クリンゴンと結託したマープが謀反を起こしてアカアーを殺害、カークたちは捕らえられてしまった。 一方エンタープライズは、連邦の貨物船からS0Sを受信して軌道を離れ急行するが、それはカペラ4号から引き離すためのクリンゴンの罠であった。カークたちは、アカアーの妻エリンを連れて脱走した。エリンは皇帝の妻に触れるというタプーを犯したカークたちに腹を立てていたが、親身になって診療するマッコイにだけは心を許すようになっていた。カークたちは出産の迫ったエリンをかばって洞窟に身を潜める。 マッコイの介添で男の子を出産したエリンは、カークたちを救おうとひとりでマープたちの前に姿を現した。カークたちは死んだという彼女の言葉を疑ったクラスは、とどめを刺しにいこうと飛ぴ出し、カークの手製の弓で足を射ぬかれて本性を現した。カペラ人にフェイザーを向けたクラスがマープと相打ちになった時、クリンゴン戦艦の威嚇を振り切ったエンタープライズから救援が駆けつけた。「レナード・ジェームズ・アカアー」と名付けられたエリンが生んだ息子が皇太子となり、カークは摂政となったエリンから採掘権を獲得し、カペラ4号を飛び立った。 |
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NOTE | |||
第1シーズンの「クリンゴン帝国の侵略」に続き、クリンゴン2度目の登場となったのが本作。独特なスタイルで人気のあるクリンゴン・バトルクルーザーのミニチュアは作られておらず、マット画で処理されている。(ちなみにバトルクルーザーが登場するのは第3シーズンの「トロイアスの王女エラン」(製作No.57)である。)ここでの仮の戦闘艇は、1939年の映画「バロック・ロジャース」(米国最初のSFコミック)に出てくる乗り物にどこか似ていて、後部垂直安定板のついたアイロンのような形をしている。 このエビソードではスポックが人間の赤ちゃんをだっこするという試練に耐える姿がみられ、楽しませてくれる。 エリンを演じたジュリー・ニユーマーは、俳優の他に、ダンサーやコメディエンヌとしても活躍している多才な女性であり、SFTVファンには「バットマン」('66〜'68)で初代キャット・ウーマンを演じた俳優として有名だ。彼女は映画『略奪された七人の花嫁』('54)にも出演している。 |