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STAFF | |||
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脚 本 | D・C・フォンタナ | 監 督 | ジョセフ・ペブニー |
GUEST | |||
サレック | マーク・レナード (加藤正之) |
アマンダ | ジェーン・ワイアット (寺島信子) |
テレフ | ウィリアム・オコンネル (肝付兼太) |
シュラス大使 | レギー・ナルダー (石森達幸) |
ガブ大使 | ジョン・ホイーラー (嶋 俊介) |
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STORY | |||
エンタープライズ号は惑星コリードの連盟加入問題を討議するため各惑星代表を会議場の小惑星バベルに送り届ける任務についていた。大使たちをレセプションでもてなす一方で、追跡してくる謎の宇宙船と、船内から発せられる通信電波に気づいたエンタープライズは密かに警戒を強めていた。 大使の中のひとり、バルカン星のサレックはじつはスポックの父親だが、両者は意見の食い違いからもう18年も口をきいていなかった。そのサレックにレセプションの席でしつこく絡んできたテレライト星のガブ大使が、死体となって発見された。疑惑を向けられたサレックは証言中に倒れ、心臓病であることが判明した。緊急に手術が必要であった。サレックの血液型は特殊で、手術に必要な血液はスポックだけが提供できることが判明する。 そんな時、スパイを追っていたカークがアドリア人テレフに襲われ重傷を負った。代わって指揮を取る立場にあるスポックに、平気を装ったカークは医務室に行くよう命令する。だが、ほかの者に指揮を任せる暇もなく、突然謎の宇宙船の猛攻が始まった。エンタープライズは甚大な被害を受け、衝撃のために手術中のサレックも危篤状態に陥る。カークは航行不能になったふりをしておびき寄せると、一気にフェイザー砲を浴ぴせた。敵は正体を明かさぬまま自己破壊装置で消滅したが、コリードの資源を狙う惑星オリオンの仕業であったようだ。カークを襲ったテレフもアドリア人に化けたオリオン人であることがばれ、自殺をはかった。サレックも命を取りとめ、父子は18年ぶりに言葉をかわすのだった。 |
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NOTE | |||
シリーズの中で人気のあるエピソードのひとつが、この「惑星オリオンの侵略」である。その理由としてはやはり、スポックの父サレックと母アマンダや多くの異星人が登場し、アクションも満載されているからと思われる。 物語全体で、アマンダによりスポックの子供時代のことが話されている。スポックの子供時代のペットだったテディ・ベアは、本当は6インチの牙をもつイーラットという動物だったりするのも、そのひとつだ。また、エピソードには出てこない対話の中で、サレックとアマンダは結婚8年目であることや、サレックが大使になる前は天体物理学者で、サレックの父親が有名なバルカン人大使シャリエルであることもわかる。 サレック役のマーク・レナードはTV、映画を通して、バルカン人、ロミュラン人、クリンゴン人と一人で3種の異星人を演じている。 アマンダ役のジェーン・ワイアットはスタートレックに出てくる役者のなかでは、指折りの有名な俳優である。1935年にはブロードウェイで「失われた地平線」に出演し、同タイトルの映画にも出ている。TVでは「パパはなんでも知っている」の母親役マーガレット・アンダーソンとしてもっとも知られている。 |