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STAFF | |||
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脚 本 | ジーン・ロッデンベリー、 アーサー・ハイネマン |
監 督 | ハーシェル・ドーハティ |
GUEST | |||
リンカーン | リー・バーガー (大木民夫) |
スラク | バリー・アトウォーター (嶋 俊介) |
グリーン大佐 | フィリップ・パイン (石森達幸) |
ヤルネク | バート・ラルー (徳丸 完) |
STORY | |||
惑星表面が溶岩で覆われ、有毒の大気を有する惑星。だが探査し
たところ未知の生命体反応がキャッチされ、高度な文明の存在を示
すデータすら入ってきた。突然、探査光線がエンタープライズを捉
え、黒いスーツに高いシルクハット姿のリンカーン大統領に似た生命体が
スクリーンに現れてた。自分は本物のリンカーンだと主張し、船に転送
して欲しいと頼んできた。不審に思いながらも丁重な態度で船内に
迎えるカーク。言動を見るかぎり本物そっくりなリンカーンは、
カークとスポックに惑星に降りるよう要請した。 惑星上には千平方キロほどの地球そっくりの環境が瞬時に創ら れ、カークたちが転送されていくと、もうひとりバルカン文明の父 といわれるスラクが待っていた。そしてこの惑星の住民である岩石 状生命体のヤルネクが説明に現れた。彼らにとってまったく異質な 概念である「善と悪」を理解するために、カークたちに善と悪の対 決をさせようというのだ。悪として呼び出されたのはジンギスカン、 21世紀に地球全滅を計画したグリーン大佐、惑星ティピュロンで生 体実験を行なったゾーラ、クリンゴン帝国の独裁制の基礎を築いた カーレスの4人である。 エンタープライズを人質に取られたカークはこの決闘を受けるし かない。闘いを否定するスラグは悪の4人を説得にいくが捕虜とな り、救出にきたリンカーンとともに殺されてしまった。カークとス ポックは正面から闘いを挑み、死闘の末ついに悪は敗れさった。ヤ ルネクたちの知識欲のままに行なわれた虚しい決闘は終わり、カー クたちは約束どおり解放された。 |
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NOTE | |||
本エピソードに登場する歴史上の人物のうち、実在したのはリン
カーンとジンギスカンのみだが、その他の4人のキャラクターも、
よく考えられておりスタートレックの世界を充実させている。
その中でも、バルカン文明の基礎を造ったバルカン人、スラグは
伝説的な存在である。 ちなみに劇場版第1作となった「スター・トレック」で登場するバ ルカン星のシャトルには、この賢者の名前が付けられていた。 また、バルカン人の男性の名前は、英語表記ではSで始まり、Kで 終わるとされているが、この設定は後で考えられたものなので、「Amok Time / バルカン星人の秘密」に登場するストーン(Stonn)のような名前もある。 |