45日目     11月29日(土)     曇り/雨    佐伯〜日向新富
移動:佐伯〜〔国道10号線〕〜直川〜日向長井〜延岡〜日向〜佐土原〜日向新富
走行距離:152km  総走行距離:7830km
食:酒・ご飯・漬物・魚・お味噌汁     体調:睡魔                  


朝起きると、
おじさんがいた。

おじさんは、
車掌をやっている。
当然、地元の電車について詳しいのだが、
なんかいつも遠い目をしてた。


おじさん 「 おぉ、それ、酒か。ちょっとくれないか? 」

kan 「 いいっすよ。 」


朝から、呑むおじさん。

おじさん 「 もう年だからな、体も弱ってくる。 」

とボソっと語る。

人間気づいたら、もうこんな年取ってたんだなぁ。
そう考えてしまうものだけど。
おじさんの遠い目はなんか哀しい目をしていた。

おじさん 「 おれの親父はな、もう亡くなって、母親は今、入院しとる。 」

とまた語るおじさん。
かなり突発的だ。


kan 「 お見舞い行かないんですか? 」

おじさん 「 あんまり行かない。いろいろ言われるからな。 」


事情がわからないが、
また遠い目をするおじさん。


印象的だった、その、おじさんと
無性に写真を撮りたくなった。

kan 「 おじさん、ちょっと、一緒に写真とってもらっても良いですか? 」

おじさん 「 いいぞ。こんな服でいいのか?? 」

気を使う、おじさん。


出発しようとするとき、

小さな子供が1人で寂しく遊んでいた。
昔は誰でもこれくらいの子供だったのに・・・




道を走っていると、
こういった自動精米機が置いてある。

で、
初めてそれを使っている人を見たので、
止まって、見学させてもらった。

感心していると、
おばさんが、


おばさん 「 ご飯でも食べていきなさいな。うちの家、すぐそこだから。 」


と案内のままに、お邪魔させてもらった。

ご飯やらお味噌汁やらお漬物やらお魚やら
おかわりをたくさんさせてくれた。

こういう経験を重ねると、
心が次第に綺麗になっていく。
更に、
かさこ地蔵の気持ちを理解した。

おばさんが自分の水田で作ったお米を頂きながら、
お話を伺った。


おばさん 「 昔ね、私が嫁に来たばかりの時、5人くらいの男が家に突然来たの。
その5人の男達は鹿児島で仕事を失って、
北の方に歩いてきたんだって。
で、すぐそこでその人達が焚き火をしてた時、
旦那がそれを見つけて、事情を知って、
家に案内したの。
旦那はそのまま山に仕事に行ったのよ。
私は家にいて、そんな事情も知らなくて、
いきなり5人の男が来たから、
殺されるんじゃないかと思ったわよ。
で、
5人分のお米を炊いて、
食べさせてあげたわ。 」


すぐ近くにいた息子さんが、

息子さん 「 もう50年も前の話だけどな。 」


僕は、おばさんの話の鮮明さに、
50年なんてあっという間なんだろうな。
そう思った。



kan 「 これはなんですか? 」

息子さん 「 それは、カンタロウミミズというんだ。 」

kan 「 kan太郎ミミズ・・・ 」

息子さん 「 雨が降った後は、すごい出てきて、足の踏み場もなくなるんだ。
鹿も夜とか出てくるな。
畑とか荒らしにくるんだ。 」

kan 「 それは確かに厳しいですね。でも、ここは空気も綺麗だし、
川あるし、鉄道あるし、国道あるし、良いところですね。 」

息子さん 「 汽車は1日5本くらいで、一両に一人くらいしか乗らないんだ。
JRだからもってるけど、私鉄ならもう廃線だよ。 」



kan 「 なんか郵便局が民営化するってはなしがありますけど、
どういう影響があるんでしょうかね? 」

と質問すると、
あまり民営化しても支障が無いような感じだった。


いろいろお話をして、
出発する時に、
おばさんがお弁当を作ってくれていた!

しかも、
リポビタンD入り
非常にありがたく、いつか恩返しがしたいと思った。

息子さんがお弁当の袋にビール二本追加してくれた。

なんか、凄く、暖かい人達だった。




バイクを走らせると、こういった風景が
自然と自然に感じられるようになってきてた。



さようなら大分。


そして、道の駅
「 北川はゆま 」


ここで、雲いきが怪しかったので、
3時間ほど寝た後、

建物の中を歩いていると、
チャリダー発見!
京都からママチャリで西日本を一周する計画らしい。
ホームレスに話し掛けられたのがインパクトがあったらしく、
しかも、
商店街のアーケードでホームレスと待ち合わせたのに、
ホームレスは結局現れなかったそうな。


なぜ、青&赤?
なんでだろ〜〜なんでだろ〜〜?



ここまで3分の2くらいは走り終わっただろうか。
ここまで走れば、

『 ととろ 』

なんという駅も見つけるわけで、
もしかしたら、ここがモデルとなったのだろうか?
いや、そうに違いない。


だって、
ととろの杜があるもん!


こっちらしいよ。


が、しかし、老人介護施設だった・・・




またなんか怪しい店。
後ろの建物の中にお店が入っているらしい。
その前に、
こういった看板があるって言うのが、
何か怪しい。
( 前方の看板は後ろの店を考慮してここに置いてるのかも )


だって、

買わない人の入店を禁止するって・・・


直筆じゃないですか!


怪しいスポットが多い地区でした。




こういう道が増えてきました。
さすが、南国。


夜もふけてきた事ですし、


ビール!


焼酎!


握り飯食うか??


クッキーくん、お米ついてるよ。


さて、呑んだことだし、ぐっすりんこ。