Apple Keyboard II

Apple純正のコンパクトキーボードです。
100円で売っていたので購入、結構使い込まれたようで汚れている。
Appleキーボードの分解練習でもあるので、多少の無茶しました。
メカニカルな音がしないので期待はしていませんでしたが!
よく見かけるんですが、手にとってじっくり見たのは初めて



足の出し入れは簡単でした、小気味良い感じです。


刻印ラベルです。


ネジは簡単に外れるんですが、噛み合わせが堅くて、
力ずくでやったので、一部欠けてしまいました。


ドライブしているICにはAPPLEの文字が有ります。
製造メーカーの記載も無いんですね。



キーボードの裏や、ケースの裏側にMITSUMIの文字が有りますが、
これはMITSUMIのプライドでしょうか。



キートップを外してみたら、キーを押し戻す機構は、ゴム椀ではなくゴムリングでした。
一般的な三層構造のメンブレンだろうなって思います。
ここまで書いて、よく写真を見たら、リングが無いのに、
キーの中心が戻っているように見える。
何か有るかと再度キートップ外して確かめてみると、少しですが、押し戻してきます。


奥に想定していない機構が潜んでいるのではと完全分解してみました。
一般的な「電極」+「絶縁」+「電極」の構造ではなく、メンブレンは1枚です。
ここにもMITSUMIもロゴが有ります。黒い部分は電極です。


問題のキートップ直下の構造ですが、手の込んだ構造しています。


青色透明の部分はよく伸びてゴムのようです。
黒い部分も弾性がありゴム様の物質です。


この黒い部分をテスターで測ったところ、良導体でほとんど抵抗がありません。
この部分がペンブレムの黒い部分と触れ合って、通電させているようです。
青いゴムの両端は、心棒の切りかき部分に挟まっています。
ゴムリングが無いのに、少しだけ押し戻してきた構造はこれだったんですね。
押し込んだ時の感覚も、この構造が演出しているようですね。

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