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+ぼたん+


螢子と対照を成す違う意味でのヒロインでした。
コエンマさまと...と考えていたので平和の群像では肝を抜かれました。
この人の明るさは作品の暗く湿りがちな部分を明るくしました。
...とここまではやはりありがちなコメントですね。

幽助より2つか3つ年上くらいかなと思いました。(見た目年齢は)
年下でも年上でも気にせずに人に接することができる人でしょう。
ノリでセーラー服を着こなせるあたりがこの考察の所以です。

1巻の「孤独の旅路!!」の回で「だてにおじいさんも長く生きちゃいないさ。」
個人的に私はすごく救われました。
未練を残して死ぬというのではなくて、ちゃんと自分の人生の未練も何もかも消化して
おじいさんは逝くんだよって諭してくれているようでした。
人の死をずっと見つづけた人の言葉だと思います。

幽助とぼたんは場の雰囲気を変えるのに対して天才的でした。
飛影、蔵馬、桑原や螢子は場の雰囲気をどちらかというと促す人たちです。
暗い場面ならさらに問題点を見つけたり、不安に陥ります。
ぼたんはそんな雰囲気を一新できる人だと思います。

高い治癒能力を持っていても、学や能力があるのにそういうところを全く見せないのが
ぼたんのもう一つの一面ですね。

某サイトさまの管理人さまのご指摘で知ったのですが後ろの帯。
ぼたん型なのですね。すごく丁寧ですね。
細かいところまで設定が行き届いて完成度の高い創作上の人物です。
性格や行動も分かりやすい人です。どんな小さいコマでもちゃんと姿が分かるし
見ていて人物がコロコロかわらないという点で安心感が常にある人です。
(幽遊白書の他メンバーが思春期という特別な時期にいると言う意味で。)

_ぼたんの職業

ぼたんが仕事中に暗さを見せないのは彼女の職業が医師や看護士と
似ているからだと思われます。
たぶん、おじいさんの時のセリフがすごく強くあるからでしょうね。(1巻参照)
臨床にもかかわっているし。

彼女が感情をあらわにしたら、幽遊白書の設定上、死後の世界が存在するなら
死者が不安になりますよね。
彼女の身内は誰も出てきてはいません。また、過去や生活も一切が隠されています。

独身なキャリアウーマンぽいイメージがあります。
時には同僚とつるんでおしゃれしてお酒を飲んで、遊んで
そういう、時間をたいせつにしていそうな。

コエンマさまとじきじきに会話できるあたりかなり高い役職にはいるのでしょう。

ぼたんは幻海の死期を予め伝えられています。
情に脆くて・・・と上司コエンマは評価しています。

映画ではひなげし、下の子からは慕われていて、年上からは信頼されている。
仕事熱心で高度な技もチョイト使えていつもコロコロ笑っていて楽しそうな女の子。

3巻で、幽助のセリフより、人間界では水晶占いで生計を立てているらしいとありましたので
ぼたんは人間界での生活をしているようです。霊界での橋渡し的な役も続けながら。

肉体はきっと人間界での任務にあたり、貸与されたのでしょう。

幻海の1回忌にも人間の体で登場しているのだから人間界での生活も
相当板についている模様です。

仲間が困ったとき何かできる戦友なイメージもあります。
一緒にいても気負わずに、何でも話してしまえそうな。上手に話を聴いてくれて元気にしてくれるでしょう。水晶占い、すごく適切だと思います。
探偵助手もおっちょこちょいではありますが大きなミスはしない人です。

悩みも分かち合えるタイプの人です。
一人で悩んで悩んで殻に閉じこもって打破するというよりは一緒に悩むことができるような人でしょう。明るさや楽しさをくれる人です。

_ぼたんの今後

一番わかりません。人間界と霊界どちらにも住める体があって、仕事があって、
それなりに能力があるから自立した人です。ちなみにぼたんの花言葉は富貴。

その花の評価は
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こせこせしたところのない、おっとりしたやさしい人。ちょっとやそっとでは動じない強さもあります。浮世離れしているように見えて、ビジネスにはかなりシビア。やり手です。

『誕生花366の花言葉』大泉書店発行、1999.9初版 P62『ぼたん』より引用

けっこうぴったり当てはまっていると思います。