『幽☆遊☆白書』は1997年9月23日の火曜日にNHKのBS2の BSマンガ夜話という番組で取り上げられました。以下は詳細です。 ●放送されたマンガ夜話を1冊の本にまとめたもの。 番組で放送された全会話、討論内容と作品紹介が細かく記載されています。 ■再放送■ (1999/01/07(日) 26:00 幽★遊★白書 (NHK BS2)→1999/1/8 AM2:00〜3:00 (2001/08/01(木) 25:00 幽★遊★白書 (NHK BS2)→2001/8/2 AM1:00〜2:00 (2003/06/24(火) 23:00 幽★遊★白書 (NHK BS2) マンガ夜話のページ内では読者の声が紹介されています。 ・「あなたのマンガ夜話」掲示板(BSマンガ夜話 幽遊白書) http://www.nhk.or.jp/manga/bbs/4th/yuyu.html 再放送回数最多の3回。未だ再放送されていない番組多い中では快挙でしょう。恵まれた番組だと思います。 それにキネマ旬報社からこの放送の全トークが余さず記載されています。冨樫先生の情報と共に。 注:『幽☆遊☆白書』はP100〜185まで特集されています。 ゲストのグレートチキンパワーズのふたりはお笑いコンビでありながらジャニーズ要素をもつ、青年。 幽遊白書連載当時のジャンプ対象年齢読者であるグレチキ。聖闘士星矢の回のゲストであり、いかにも一般読者から抜けられないふたりでありながら、個人的にそのコメントは語ったメンバーの誰よりも共感をもてました。 ありきたりなコメントなどとアシスタントとともに酷評されているけれど、そうかな。今回の出演者の中で一番共感が持てて、ちゃんと読んでる人だなと思ったのですが。 (冨樫先生にファンレターを寄せるファンは95%以上を女子中高生が占めるそうです。サンリオ、りぼん(集英社)、なかよし(講談社)、ちゃお(小学館)系のふろくのレターも多いそうです。YOUNGYOU1999年1月号の武内直子姫の社会復帰ぱ〜んち!!(集英社・武内直子先生)より…だからでしょうか、テレビにうつったFAXもイラストまじりの若い女の子に多い字ばかり目立っていました。 ゲストにグレチキと共に、グレチキと同年代の女の子が混じっていれば、もっともっと感想は違ったものになったかもしれませんね。レギュラーはどう見てもリアルタイム読者ではじゃなくて、マンガ好きが『幽遊白書』が若い人に支持を受け、世間で売れて名が知られているから、学習してきたような。 夜話ではジャンプ論の展開に果てていき、論点が『幽遊白書』からずれたのが一番ダメだと思いました。でも冨樫ファンの女子が語ると冨樫先生天才論がでてきて書くことすべて天才扱いで話がすすまない気もします。どこに論点の焦点を置いていいかもわかりませんし。偏見ですが。) _司会挨拶 ●はじめは人情物だった『幽☆遊☆白書』 ●作家と作品の変化 ●リアルタイム読者のグレチキ(※ゲストの2人のこと) _視聴者からのFAXコーナー ●クラスで流行った『幽☆遊☆白書』ごっこ ●子供ひとりに1冊のジャンプ ●『幽☆遊☆白書』の改造学ラン ●エスカレートしていくトーナメント形式 ●キャラクターの魅力 _視聴者からのFAXコーナー ●ジャンプシステム批判にひとこと ●肩透かしだった魔界統一トーナメント _夏目の目のコーナー ・80年代終わりから90年代の「ジャンプのノウハウ」 ・さまざまなマンガに影響された絵柄 ・絵柄の質が違うキャラ同士の対決 ・作者の表現衝動の変化 ・嫌いだから闘う ●絵柄の違和感よりお話が重要 ●1ページを2秒で読む ●「りぼん」読者の北原 _視聴者からのFAXコーナー ●現在のジャンプ連載作品 【内容】 BSマンガ夜話はマンガの専門家とゲストを交えて一つの作品を 細かく論議する番組です。 「幽☆遊☆白書」の回は純粋に原作について語られました。 アニメについては全く語られず、アニメのカットも全く登場してはいません。 管理人が個人的に残念に思ったことは女性陣についてほとんど言及されなかったことでした。 全体的に幽遊白書よりジャンプのあり方について語る方向が見られました。 番組では寄せられたFAXのFANイラストもちらちら見えました。 FANの意見の方が個人的にはぐっときました。 ところで皆様、『BSマンガ夜話』って『ビーエス マンガ ヤワ』と読むのですが、ご存知でしたか? 私はずっと『マンガ ヨバナシ』だと思っていました。(^^; |
参考文献:NHK BS2『BSマンガ夜話』録画ビデオより
BSマンガ夜話 第4弾「幽☆遊☆白書」
1997年9月23日火曜日午前00:00〜00:59放送
『マンガ夜話vol.6』(キネマ旬報社)