| 寶島少年漫畫系列正式授権台湾中文版 |
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| ●台湾マンガ事情 昨今の英語ブームはなんのその。マンガブームもなんのその。 早くにマンガ市場に目をつけて海賊版に手を出しつつも、それらに一線をひいて 正式翻訳版刊行に踏み切った台湾を特集決行。 ・台湾で1992年9月17日木曜日に 『周刊熱門少年TOP』(大然出版社)、 9月19日土曜日、『宝島少年』(東立出版有限公司)が、現地作家の作品も交えて創刊。 台湾版少年ジャンプとして週刊販売。 『幽★遊★白書』が掲載された『宝島少年』、創刊号はNT$50。当時毎週土曜日(星期六)発売で、 『ドラゴンボール』の主人公孫悟空が表紙。掲載作品にも主として 『ドラゴンボール』→『七龍珠』、『ろくでなしブルース』→『鉄拳對鋼拳』、『幽★遊★白書』があった。 _______NT1元(ニュー台湾ドル)=約5円(1992年当時)、 (1992年9月1日 1USドル=24,6元、1万円=約1920元) 西の『TOP』の当時の定価は50元。 『SLAM DUNK』、『ダイの大冒険』、『聖闘士星矢』、『ジョジョの奇妙な冒険』 などが掲載されていた。 作品掲載進行は日本版の『週刊少年ジャンプ』の掲載より2〜3週間遅れであり、巻末コメントはだいたい6週遅れで掲載されている。通常単行本日本刊行より3〜4巻遅れで発売。(しかしHUNTER×HUNTERはその休載の多さゆえに1巻分しかない)また、原作ストックが少ないため、日本版の週刊少年ジャンプで休載だと台湾版でも影響を及ぼして休載へと波及する。 1992年当時のアジア圏での幽遊白書連載時の人気は1、2位を争うほどであり、現地雑誌でも特集を組まれていた。 台湾ではいち早くマンガ文化が浸透したにかかわらず、海賊版が横行していた。 しかしその海賊版から正規版へと台湾が転じた理由は 1992年6月に実施された台湾の著作権法改正により、海外出版物の『盗版』には罰金だけではなく体刑をもって臨まれるようになった またその背景として 「個々の出版社としては、海賊版の出版(による儲け)で十分な資本の蓄積が出来ていたこと。さらにグローバルな 事情としては、“スペシャル301条項*”に代表される、知的所有権に関するアメリカからの圧力もあったようです」 と『創』1994年8月号から予測されるようである。 *スペシャル301条項とは・・・経済産業省の対外経済政策総合サイトにて説明されている。 2002年8月現在では、『TOP』ではオフィシャルホームページも確認され、その人気は高い。 また更新頻度もこまめなのが嬉しい。『ヒカルの碁』、『遊戯王』、『海賊王』は現地でアニメ化もされ好評を得ている。 独自な企画としては公式サイトでいちご100%の登場人物(綾、つかさ、さつき)の読者人気投票が行われていたが、 はじめ綾が独走していたところ、一時登場頻度が減ったはずのつかさが綾から首位奪還したりして、 目が離せなくなっていたり、コレは未発表イラストなのでは?と思われる表紙も見られたりして興味深かった。(個人的なシュミばかりあげてすいません。いちご100%知らない人つまんないですね。すいません。) 『TOP』では2002年8月現在では日本経由の収録作品の一部に 『ヒカルの碁』→『棋靈王』、『遊戯王』→『遊戲王』、『ワンピース』→『海賊王』。『ROOKIES』→『棒球魂!』 『いちご100%』→『草莓100% 百分百』、『ストーンオーシャン』→『JOJO冒險野郎Part6石之海』 『宝島少年』は同じく2002年8月現在、 『BREACH』→『死神』、『シャーマンキング』→『通靈童子』、『キャプテン翼』→『足球小將翼』 『ホイッスル!』、『プリティフェイス』、が連載されている。 価格は70元で日本円で約280円。(2002年8月現在) ※ 『HUNTER×HUNTER』は『獵人』として『宝島少年』で連載。 単行本も『東立出版』から発売されている。価格も70元でTOPと同じ。 2002年9月は宝島少年創刊10周年記念で特集も組まれる。 『宝島少年』は現在毎週水曜日(星期三)発売。時々、懸賞もある。 また、ジャンプの巻末の目次のコメントも忠実に翻訳されている。 2002年8月現在では、『宝島少年』ではオフィシャルホームページも確認される。 『宝島少年』情報の更新は月一回程度。 台湾と日本の時差は約1時間。(日本時刻の方が台湾時刻より1時間進んでいる。) 台湾ではほぼ日本円はどこでも両替できる。1元(ニュー台湾ドル)=約4円(2002年現在) ちなみに『花とゆめ』『LaLa』『マーガレット』『フレンド』系列の作品が東立出版。 しかし、2003年5月にまさかの『熱門少年TOP』休刊。 連載作はこぞって『宝島少年』へ。台湾、マンガ氷河期か。 2003年5月14日水曜日(星期三)発売の2003年23号から移籍してきた連載作は『Rookies!(森田まさのり)』『遊戯王(高橋和希)』『ヒカルの碁(ほったゆみ・小畑健)』の3作品。定価80元。 補足として、TOPで連載されていた作品で宝島少年に移行した作品が3作品あるのですが、なんとTOP掲載時と作品タイトルが一部、変わっていました。 ◆TOP掲載時代のタイトル。 『ヒカルの碁』→『棋靈王』、『遊戯王』→『遊戲王』、『ROOKIES』→『棒球魂!』 ◆宝島少年移行後のタイトル。 『ヒカルの碁』→『棋魂』、『遊戯王』→『遊戲王』、『ROOKIES』→『菜鳥總動員!』 そして後に遅れて移行してきた作品。 ◆TOP掲載時タイトル 『ワンピース』→『海賊王』 ◆宝島少年移行後のタイトル。 『ワンピース』→『航海王』 TOPの休刊についてと少年ジャンプについて個人的に思うこと。 ホームページの更新頻度やホームページのクオリティの高さの面だけを見るとTOPの方が個人的には好きでした。 また、休刊に関してはTOPの掲載作品は比較的最近のジャンプの若手の連載陣が多いだけに、会社の経営や運営方針などの関係による休刊でないならば、日本のジャンプの行く末も心配になる出来事です。きっといつかはかつてのように作家の世帯交代は行われます。その若手の作品が勢いに乗っていないのでは先行きは案じられます。今は良いとしても。(注:宝島少年も若手作品は多いのですが、過去に人気を集めた旧連載作品も掲載する奥行きがあります。) 結局は宝島少年にかつてのTOPの掲載作品が移籍したわけですから、作品の人気低迷のためではないと思うのですが、実際のところの休刊の事情は売れ行き低迷だそうです。 TOPサイトで伝えられた休刊のニュースは涙を飲むものがありました。 この雑誌を続けていくことは会社の存続に大きな影響を与えるというような 内容と連載作品の掲載を途中で断念することで愛読者の方にお詫びをしていて、TOPのために愛情を持って 休刊も許して欲しいというようなコメントが書かれていたことは本当に悲しかったです。 (かよーが勝手に翻訳ソフトと辞書を使って訳した文なので語彙やニュアンスに若干の取り違えはあると思うのですがこんな感じです。) TOPの作品は宝島少年へうつります。今までずっと作品を見守ってきた人々は 本当に断腸の思いでしょう、ライバル社の雑誌にそれでも、作品を 預けたTOPの行動は読者の視点と事業経営の視点にかなったものだと思います。 数ヶ月前から投票コーナーがなくなり、だんだんサイトそのものが縮小してきた感のあった TOP。それでも毎週こまめに更新していて、情報を送り続けたTOP編集部の姿勢は 真摯なものでした。 別の一面として、TOPは、サイトはともかく本誌への熱意がちょっと足りなかったと考えられます。 ジャンプの目次コメントも宝島少年は毎週掲載していますがTOPにはそれがありませんでした。作品に関係のない星占いや音楽紹介ページなどが多数見られましたが、目次コメントヒトツとっても、著者から読者へ直メッセージが読めることは作家への親近感を生み出し、単行本と雑誌掲載の大きな違いのひとつであるだけに省略することがとても惜しいと思いました。 本来1冊のジャンプに掲載されていた作品がTOP、宝島少年と2冊の雑誌に分かれて連載されているというのも不思議な話ですが、マンガの著作権の高さから考えると仕方ありません。宝島少年が一度にこれだけの連載数の著作権使用料を支払うことになり、その大丈夫なのかと心配になります。 でも言い換えれば、支払えるだけのお金を宝島少年は稼ぎ出している、台湾の企業がそれだけ成長しているということを表していると思われます。 気になる単行本も日本で発売されている同じ装丁のものが書店やコンビニエンスストアでちゃんと翻訳されて販売されています。 日本円で300円もする雑誌を週に2冊を買うのは少年読者にとっては大変な負担でしょう。特に特別に雑誌でしか読めない特集など組まれてはいないならば待てば全部読める単行本派になるのも無理もありません。 それでなくても未だに海賊版はこっそり出版されていて、海賊版の海賊版まで登場する貪欲な姿勢があり、日本の3〜4週遅れで読める正式雑誌より、日本版発売日と同日ぐらいに、書き込み文字がそのままでも、ふきだしの内容はすべて翻訳されている、紙や印刷状態が悪くても発行される、安価な海賊版の方がきっと誘惑的なんです。スペシャル301条項も失効し、海賊版の防波堤となるべき壁も薄くなってしまいました。 ジャンプの作品は勢いで読む作品が多いです。話の流れとインパクトを読者はとても大事にすると私は思っています。ゆえに早く読めるもの、一刻も早く手に入れることができるものが有利だと個人的には確信を持っています。 ならば、正規版か海賊版か、どっちを選びたくなるか、を私個人の視点から見解すると海賊版に軍パイが上がります。 また、台湾でも日本の少年ジャンプは購入できます。日本で購入する何倍もの値がつきますが、アジア圏のほうが公式発売日よりも早く手に入る、そんなとてつもない誘惑もあります。 そして日本の読者のように日本語だけではなく、生活のためだけではなく、将来のために貪欲にかつたしなみとして使える外国語を勉強する人々がいらっしゃいます。台湾には英語や日本語が使える人々が多くいらっしゃるのです。 自分で原作が読めて、予算に際限があるなら、どの雑誌を選ぶかはおのずと決まることでしょう。 ホームページで情報を募るよりも誌面で雑誌を買いたいと思わせる努力や雑誌に付加価値をつけることは、どこの国へ行ってもきっと必要だと思います。 もう作品が掲載されているだけでは読者がついてこないでしょう。日本のジャンプは売れ行きが低迷し、全盛期には650万部以上を売り上げていたのにもかかわらず、今は350万部ともいわれています。しかし、ジャンプ本誌の購読数が減ったにもかかわらず、また、対象年齢の読者が子どもが減った関係で減ったはずなのに単行本の売れ行きは全盛期時代と変わっていません。 それと同じ轍を踏まれませんように。(日本では早ウリジャンプの売り上げは変わらないみたいです。朝買いにいかないと午後には売りきれています。実際に私も目の当たりにしました。早いって言うのはそれだけ魅力があるのです) 海賊版は本当に著者にリベートが入ってこないので作品の質を落としてしまうだけです。 海賊版と一線をかくようなこの雑誌を買いたいと思わせるものを、やっぱり速さ命では特集なんて組む間がないのですから特集で、また版権をもつ強みでどれだけ原作者に掛け合うか、作家の作品をより魅力的にみる方法を伝達する努力を欠かさないで欲しいのです。同じ海外版でもアメリカとドイツはその努力は月刊誌とはいえ、目を見張るものがあります。 台湾版は星占いもせっかく遊戯王が連載されているのだから、一筆書いていただいて(高くつきそうだけど)、遊戯たちの口調で占いを語りかけたらもっと注目度が上がると思いました。遊戯の特徴の★でランクをあらわすとか、カードもいっぱいあるんだからタロットカードみたいに独特の雰囲気を持たせるとか、ジャンプ本誌でもアウターゾーンが連載されたころ1回だけ、ミザリィで年始占いをしていたのですが、そういう工夫がみたいと思いました。 上述の例は労力の割りにひきつける特集にはなると思えないですが、あくまで一例と受け取ってください。 私は作家だけではなく、編集人たちができる工夫とかアイデアを見せて欲しいと思うのです。 何かヒトツでも連載作品と結びつけた企画が読みたいと思うのです。読者の投稿ページも・・・ジャンプのストーリガイド的なキャラクターでも台湾版独自で作って紹介して親しみを持たせるとか、してほしいなあって思います。 台湾版のジャンプには特集と言うのがないのです。本当に単行本掲載時の作品が翻訳されて掲載されているだけの状態です。(ただし懸賞は日本版とは違うものが景品となっていたりします。例えばテレカの図柄は日本版ではないものが出てます。ちなみにわれらが冨樫先生のハンターハンターは日本では懸賞されなかったテレカの図案が今年度だけでも2枚でています。うち一枚はビスケ) 台湾版のジャンプには読者をひきつける編集者の工夫を雑誌のカラーとなるべき特集を雑誌で盛り上げる手腕を望みます。先にも書きましたがホームページでどれだけ盛り上がってもそれが売り上げにつながるとは限りません。 日本のマンガ家でサイトを立ち上げ、軌道にのってからのファンの反応について明かされた方がいらっしゃるのですが、応援の言葉は増えたけれど実際はファンレターが激減してメール投稿が増えただけだそうです。それを嘆いていらっしゃいました。 メールでの応援もファンレターの応援も同じ応援の言葉でどちらも確かに嬉しいに違いないようですが、一言一句、連絡先をそえて自分の字でしっかりと意思を述べたファンレターには重みがあるはずです。 雑誌に力を入れて欲しいのが個人の望みです。 そして日本には、 今現在日本の少年ジャンプで編集者紹介がないのもすごく寂しいです。編集者・読者に自分たちがこの雑誌にかかわっているという証を持たすことは編集者には雑誌作りに対する責任を持たし、読者には親近感とあこがれをもたせる役割で有効だと思っていたので。 それから、日本のジャンプの全盛期の投稿者、今どうしているんでしょう。昔、ジャンプ放送局に載った男子が、単行本にも載ったんですがそれを誇らしげに自慢するほど嬉しかったはずなのに、どうして投稿数が減るのでしょう。 勢いの差は一目瞭然です。 昔の投稿者が年齢が上がってやめたとは思えないのです。投稿することに魅力が薄くなってしまったのではないですか。ハガキ代がおしくないと思えるだけの投稿ネタもないのでしょうか。(ネタにつっこめるマンガが減ったのが私としては衰退した原因と推測していますが、昔のジャンプは読者の圧倒的な支持を持つドラゴンボールのようなマンガ界を牽引するような大きい作品や強烈なギャグマンガもあり、突っ込みネタ満載だっただけに、シリアスストーリが増えすぎた今は投稿の主軸となるべきギャグに作品をモチーフとして用いること自体難しいのではないでしょうか。) 作品の掲載バランスに気をつけて欲しいのが望みです。 そして、読者が投稿したくなるような、作品以外の面白さ、読者と雑誌全体で作品を持ち上げ引き上げて、伝説化させるくらいのパワーが得られるような雑誌になってくれるといいなと思います。 |