ESCUDO SPEC

ESCUDO SPEC

Body&frame work

強い体を支える高剛性フレーム。

エスクードを骨格で見れば、クロスカントリー4x4と変わりはない。乗用車のモノコックボディではなく、頑丈なハシゴ形フレー ムの骨組みを持っている。まぎれもないプロの体である。サイドフレームは3分割構造で設計の自由度が高く、キャビンとシャシー を最適にレイアウトできる。このサイドフレームに6本のクロスメンバーをがっちり組み合わせて、あらゆる方向からのショックを 受けとめ、はね返す。コンピューター解析を駆使して軽量化を図りながら剛性を高め、走りを支え、振動や騒音を抑えている。さら に軽量・高剛性の高張力鋼板や、ボディには錆に強い2層亜鉛メッキ鋼板、アンダーのコーティング処理など、過酷な走行に備え、 見えない部分に惜しみなくコストを投入している。ボディの長短によってフレームの基本は変わらないが、ノマドはホイールベース と全長が長い分、フレームも延長されており、これに対応してねじり剛性をキープすべく、一番前と後ろのクロスメンバーを強化し た。重量を無視すれば、ボディ剛性は簡単に高くできる。そうではなく、コンパクトで軽量なボディで軽快なフットワークを守りな がら剛性を高めたことを知って欲しい。野生の気迫を叩き込んだ軽捷で骨太な男。イザというときに頼りになるのは、必ずそういう 男なのだ。

4X4としての重要アイテム。

ややあわただしいが、まだ重要な情報を残しているので、簡潔にお伝えしたい。まずステアリングでは、シャフトにラバーカップリ ングが追加された。路面からのショック(キックバック)と、前輪の横ぶれによる振動(シミー)を減らしてハンドル操作をなめら かに安定させる。むろん振動を防ぐことは騒音の侵入を抑えることでもあり、静粛性の向上にも役立っている。次はブレーキ。全車、 後輪にロードセンシング装置を新採用した。荷物が重いときにはブレーキを強く効かせ、軽いときには早期ロックさせないよう、リ ア荷重に応じてブレーキ圧を最適にするシステムである。ブレーキブースターは全車8インチに径アップ。またブレーキが水をかぶ っても制動力の回復が早い、大径(外形290mm)の前輪ディスクブレーキを装着。荷持の満載が予想されるノマドには、前輪に 放熱性の高いベンチレーテッドディスクブレーキを採用し、後輪ブレーキの容量も上げた。最後にタイヤ。これは全機種、全天候型 ラジアルタイヤ「デザートデューラー682」を履いている。195SR15の大径&ワイドサイズ。オフロードをベースとしなが ら、オンロードも静かに快適に走れるように、トレッドパターンを洗練させている。さらにオンロード性能を望むなら、205/7 0R16のオールシーズンタイヤも用意されている。オプションページをご参照あれ。

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