ESCUDO SPEC
Susupension |
---|
見知らぬ道を探すために、目的地を決めずにハンドルを握る。
摩天楼はすでに遠く、誘うようなネオンもいつか去った。
一人でもいいし、二人でもいい。
決められたコースなど、なにひとつない。
鋼鉄の服に守られて、北の果てまでも走ってゆける。
気に入ればそこに腰を下ろして、星の祭りに参加するだろう。
足跡以外は残さない。想いで以外には持ち帰らない。
田舎をセカセカ走るやつと、都会をノロノロ走るやつは好きじゃない。
この場所を、もう少しだけ楽しみたい。
夜明けのコーヒー。陽だまりの朝。
ますは事故を起こさない安全性。
運転の楽しさも、安全性あってのことである。また、そのためにこそ4x4でもある。安全のベースに、4輪駆動の確かな安定性と 走破性がある。そのうえで、エスクードはまず「事故を未然に回避する」ことを重視して、さまざまな安全対策を充実させている。 たとえば視認性の高いハイマウントストップランプを、コンバーチブルを除く全車に装備した。ストップランプの位置が高いため後 続車が点灯に気づくのが早く、追突防止に効果が高い。また全車に二重アクセルリターンスプリングも採用した。万一リターンスプ リングに亀裂が入ることなどのトラブルが生じても、二重スプリングのためにアクセルが戻らないというパニックを回避できる。も ちろん強力なブレーキが安全の基本ファクターであることはいうまでもない。いちいち数え上げるときりがないが、細部まで配慮は ゆきとどいている。一例をあげると、ガソリン注入口のキャップはネジ式を採用している。高温時などタンク内の圧力が上昇した場 合にも、ネジ式であれば少しずつに逃すことができ、燃料の噴出を阻止できる。このほか運転席シートベルト未装着警告灯や、遠く まで照射できるハロゲンヘッドランプ、ヘッドライトの働きを守るヘッドランプウォッシャー(ノマド)など、装備レベルでも万全 を期している。
万一の際にはしっかりガード。
ハイウェイからオフロードまで多彩な走行シーンを誇るエスクードのことだからなおのこと、事故回避の能力を高めたうえで、さら に万一の事態にも確実に備える必要がある。ここで基本になるのが、頑丈なハシゴ型フレームを持つ剛性の高いボディである。これ をベースとして、さまざまなケースに対応できる対策を施した。たとえばサイドドアビームである。こではドア内部を補強する金属 パイプで、側面衝突時などのサイド方向からの衝撃に対する強度を高め、乗る人を守る。前後方向からのショックに対してもドアの 変形を最小にし、出口を確保する役目がある。またインテリアの主な部分に難燃性の素材を使用。万一の場合に火が燃えひろがるの を抑える対策をとったほか、ロールオーバーバルブを装着して、転倒時の燃料漏れを防いでいる。オーソドックスだが、テンション レデューサー付きELRフロントシードベルトとELRリア3点式シートベルト(2名分)は安全装備の基本である。とくに前席シ ートベルトは装着を感じさせないほどの軽い締めぐあいで、必要なときだけ確実にホールドする機構を持っている。もっとも、すべ ての安全システムの要はなにかといえば、それはいうまでもなくドライバー自身である。いかなる安全メカニズムも、過信というバ ーを越えることはできないだろう。