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自転車にGPS

現在、自転車のハンドルに取り付けられるハンディGPSが販売されています、私も2006/09より活用しています。ここでは機種選択から使用した感想などを書いてみます、あくまでも自分の体験です。

なお、この内容は2006年に作成した物と言う事で、最新の情報とは違う部分も出てくると思います。

・何故欲しいと思ったのか

方向音痴な方だと思いますし、地図をろくに読めないからです。自転車で100km位の日帰りツーリングに行くようになって、そんな時に場所に迷ったりしたら体力的な事を考えても洒落になりません。

トラックログと言う走ってきた道を全て記録する機能がありますので、道に迷って帰れない・・・なんて事はあり得なくなる訳です。

・機種選択

機種ラインナップや価格等は、、、。
GarminのハンデイーGPS全国に通販します      パソコン用GPSの専門店

まずメーカーはGarmin社が一番普及しているみたいで、ネットで調べると大抵の人がこのメーカーの物を使っていましたので、情報も多く、このメーカーに絞りました。

始めは、使いこなせなかった場合を想定して、安価な物(2万円以下)にしようと思いました。それで候補にあがったのが「地図表示機能のないGekoシリーズの201英語版」でした。Geko201では日本語版も出ていますが、価格が8000円ほど高いです、機械物には強い方なので英語版で問題ないだろうと言う事です。

201の上位機種のGeko301は電子コンパス内蔵機種です。電子コンパスとは、止まっていても方角が正確に分かる機能で、この機能が内蔵されていない機種では移動測位から方角を割り出すので止まった状態では方角は分からない訳です。この機能が付いている機種は、やはり多少高額になります。

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地図表示機能は当然欲しかったのですが、地図データが別売りで結構高額なので初めから機種選択から除外していました。しかしネット上を見ている内に無料で地図データをGPSのメモリに入れる方法がある事を知りました。

それが、以下のサイトです。
http://www.still-laughin.com/gps/ja/sendmap2.html
http://sapporo.cool.ne.jp/shinri/text/GPS-map.htm
他にもあるかも知れませんが、私はここを参考にしました。

これで当然、地図搭載機種へ興味が移行しました。
地図搭載機種となると、Garmin社でeTrexシリーズでLegendから上位の機種(カラー版ですとVentureから)になります。色々調べた結果、地図搭載機種で一番安いはずのLegendのモノクロ英語版(内蔵メモリは8MB固定)を購入、、、一緒にハンドルに取り付ける自転車用ブラケットを購入しました。

Legendの上位機種のVistaは電子コンパス内蔵機種になります。
カラー版はメモリがマイクロSDカードで容量を大きく取れるようになっています、液晶の視認性が良いとか。
日本語版は日本の地図が入っており、後でも別売りの実用十分な日本地図が入れられる訳です。
カラー日本語版もありますが、自分の自転車が買えてしまう位の値段でとても買う気にはなりませんね。

と、安物買いの・・・にならないか不安なまま、商品到着を待ちました。

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LegendはPCとの接続ケーブルが付属になっていますが、別売りの機種(Gekoシリーズ)もありますのでご注意下さい。

・PCと連携する為に必要なソフト(カシミール3D)

公式サイト http://www.kashmir3d.com/

ハンディGPSの機能をフル活用する為に、このソフトと地図データは必須になります。
ナビゲーションで使うルートデータ等など、このソフトで作ってからGPSに転送します。

ソフト本体はフリーソフトでダウンロードして使えます、、、が、地図データが必要です。ソフト自体に「国土地理院(2万5千分の1)」が公開しているデータをオンラインで読み込む機能がありますので、最低限、これで使えますが、やはり地図データが付録として付いているカシミール3Dの本を購入する事をお勧めします。

付録の地図データの「5万分の1」の物が、地域毎に3つ分かれていますので自分の住んでいる地域の5万分の1の地図が入っている物を買うのが良いと思います。(DVDが付録の本は2万5千分の1の地図が入っている)

#国土地理院のオンラインで読み込めるデータは2万5千分の1です、カシミール解説本の付録で5万分の1のデータを比べますと、地図が結構粗く感じます。

  カシミール3D(スリーディ)入門  カシミール3D(スリーディ) GPS応用編  すぐできるカシミール3D(スリーディ)図解実例集(1(初級編))

収録地図一覧 カシミール3D
入門
カシミール3D
GPS応用編
カシミール3Dパーフェクトマスター編
カシミール3D図解実例集1(関東に住む方ならこれがお勧め) 山あるきを楽しむカシミール3D活用術 鉄道ルート
20万地形図 全国 全国 全国 全国 全国 全国
5万地形図 関東甲信越と周辺 名古屋から沖縄まで 北海道・東北〜福島南部 なし 作例の範囲のみ 関東甲信越と周辺
2万5千地形図 なし なし なし 関東甲信越と周辺 なし なし
50m標高 全国 全国 全国 全国
全国 全国

・商品が届く

取り合えず日本の地図データを入れました、自分の住む県と近隣の県のみです、メモリに登録できるデータの大きさは8MBまでです。早速使用方法などを覚える為に使い、PCとのデータのやり取りも数回、、やっている内に覚えました。

私の場合、機械物には自信がありましたし、PCの操作も全く不安がありませんでしたので、数回の使用で大体覚えることが出来ました(まだフル活用しているとはいえないかもしれませんが)、、、、が、もし、使い方に不安のある方はカシミールの「入門編」と「GPS応用編」を購入してよく読む事をお勧めします。

また、GPS本体を直感的に操作できる日本語版にするのも操作方法に戸惑わない手段だと思います。Legendモノクロの場合、日本語版と英語版の価格差は19000円ほど日本語版のほうが高くなっていますが、価格より操作性を重視する場合は日本語版選択も良いと思います。

・活用できるか? 地図は役に立つのか?

GPSが届いて始めてまともに使用した時の事。ルートデータをGPSに登録して、片道50km程ある、今まで行った事の無い当然道が分からない有名な公園に日帰りツーリングに行きました。ナビゲーション機能を使って、目的地の近くに行きマップ画面で確認、、、殆ど迷わずに目的地に行くことが出来ました。その後も別の場所に行ったりしましたがマップ画面で自分がどの場所にいるのかがはっきりと分かるので、全く不安がありませんでした、、、と言うことで地図搭載機種の恩恵は私にはかなり大きい感じがしました。

その後も、よく走るコースでたまたま通れなかったりした時に、裏道に入ったりしてもマップ画面を確認にしながら方向感覚を失わずに目的地に行けるなど、とても助かっています。

・電子コンパスは必要なのか?

私は今回、この機能が無い機種を選んだわけですが、今の所、無くても問題はありません。電子コンパス内蔵機種ではバッテリーを余分に食うと言うことを聞いた事がありますが、あった方が安心感はあるのかもしれません。



※書き足し

他の気になる商品について

・Mioシリーズ(P350等)
カラー液晶でゼンリンから提供されている地図を搭載しているなど、とても魅力的なのですが、、、バッテリー駆動時間を見ると大抵4時間程度(カタログ値は最良条件での時間にしている事が殆どなので、実際には半分位の時間しか動かないと考えた方が良いかも)と言う事で、自転車での使用には無理がありました。