パーツ購入アドバイス
パーツを買う際のアドバイスですが個人的な主観ですの参考程度に捕らえて下さい
●CPU
最新の物は買わない、、、理由は高いから。
いつも最新の物は10万程します。1〜2ヶ月も待っててみて下さい。更に最新の物が出て古い物は値段が下がっていきます。1〜2年経つと無くなってるなんて事も珍しくありません。CPUにお金をかけるなら別のパーツにかけた方が良いと思います。
但し、一様フォローしておきますと、、、最新スペックの高価なCPUの場合は使用出来る期間が長くなります。PCの業界は時間の流れと共に徐々に性能が上がって行きますので、初めから低価格なロースペックCPU(あくまでも購入時点での意味)を買いますと、使える期間が短くなる訳です。
値段による分類
・6〜10万前後(出たばかりの物で普通は買わない、でも買う人いるから売っているんだろうなぁ)
・3〜6万程(お金持ってるパワーユーザーはこの辺を買うのかな?)
・2〜3万前後(普通この価格帯を買うのが一般的でしょう)
・1万前後かそれ以下(最初からコストパフォーマンスを考えて作られた物や出てからしばらく経った物、別に十分使えるしゲームでもそれほど不満はないはず、ただ使用期間は短いと思う、まあ安いんでそれでも不満はないと思います)
INTEL(インテル) VS AMD
本来はCPUと言えばインテルしかなかったのですが、途中で4社位あった気がしましたが、PC業界不況になる中、殆どこの2社に絞られた感じです。AMDの頑張りによりCPUの性能はどんどん良くなり値段も安くなっていくと言う状態が出来てユーザーとしては嬉しい状況です。
本家はインテルでAMDは互換製品と言う位置付けですので、インテルを選ぶ方が多いようですが、同価格帯で選んだ場合、性能の差は殆ど無いと思います。むしろ互換品と言う位置付けの為、同価格製品ではAMDの方が性能が高い事が多いと思います。
※一番無難なのは・・・インテル製CPUにインテル製チップを使用したマザーボードを使う事です。この組み合わせが安定性・信頼性が最も高いと言われています。
※安定性とは・・・一言で説明するのは非常に難しいのですが、例えば相性問題が少ない。特定のビデオカードやメモリが使えないという問題が起こりにくかったり、PCの動作中でも予期せぬエラーが出難いなど、仕事で使うような信頼性が高いPCでなければならない様な方には非常に重要な事なのです。
●ビデオカード
これはパソコンで何をしたいかでも決まります。最近ではビデオオンボード(MBにビデオ機能が付いている)製品が多い為、買わなくても済むのですが、一部製品を除き画面表示が悪く(ぼやけている)、実用するには厳しいと思っていますので、別途購入をお勧めします。
ゲームばかりやる方は3D描画に強いメモリも沢山積んだ物が良いでしょう。3D描画とはメモリを沢山使いますので今で言うと512MBの物が欲しいところです。
ゲームは全くやらないという方はビデオカードは何を選択しても問題は無いでしょう。
何でも良ければ性能の確かな物で3〜4000円位からありますし、ゲームを頻繁にやるので高性能な物が欲しいと言う事であれば、数万円の物まであります。
ビデオチップメーカー別の特性
・nVIDIA系チップ:3Dに強くゲーマー向き、速度的には最速、発色や画面表示的にはイマイチ?と言われていたけどデジタル主流の現在は、あまり差は無さそう
・MATROX(マトロックス):発色の良さに定評があり高解像度では特に威力を発揮します、ゲームには不向
・ATI:動画の再生に強くDVD鑑賞やビデオキャプチャー向き、速度的にはnVIDIAとほぼ同等か若干下と見られている
#ビデオカード業界はATIかnVIDIAに2分されていて、一部の拘ったユーザーにマトロックスが支持されているような感じです。他にもKYROやSavageなんて言うチップメーカーもあるのですが、競争力の無さから消えつつあります。
※仮に一番お金をかけるならビデオカード、次にCPUにと言う感じにする人が多いみたいです。
お勧めビデオカードメーカーは?
ゲーム志向な方でしたらnVIDIA、それ以外ならATI製チップを使用した物をお勧めします。
●HDD(ハードディスク)
以前はIDEが普通で他にSCSI製の物もあったのですが現在は殆ど無くなり、組立時に設定の要らないSATA接続の物が主流です。要領で言いますと500GB〜1TB(1000GB)の物が買いやすくなっています。
あとは回転数の早い物と遅い物があります。回転数が高い物の方がデータの読出し等当然早いですが、音や発熱が高くなると言うデメリットがあります。静かな製品が好きと言う場合は低回転の物を選びます。
メーカーは、日立IBM・SEAGATE・SAMSUNG・Western Digital等があります。
●SSD
HDDの代わりになる物。ランダムアクセスに強くフラッシュメモリ式になっていて回転部分が無いので、実質無音で動きますのでHDDの回転音が嫌いと言う方や少しでも速度を求める方には良いと思います。
HDDの代わりにSSDを使いますと、確かにOSの起動やソフトの起動は体感出来るほど格段に早くなりますが、容量比較で価格はHDDの何十倍もします。
●ディスプレイ (モニター)
最近では液晶が主流でブラウン管の物は作られていないと思います。
ブラウン管の方がモニターとしての性能は上だと思っているのですが、最近ではどうなのかは分かりません。
メーカーで言うとiiyama・MITSUBISHI等のメジャーな物の方が良いと思っています。
拘りがある訳でなければどんなメーカーでも全然問題ないと思います。
モニターのサイズ的には19インチ前後が一般的ではないでしょうか。
●ケース
ATX規格のミニかミドルタワーで電源付というのが一般的です。
基本的に安い物は造りが安く高い物は作りかしっかりしています。
一般的な価格帯は8000〜9000円前後でしょう、デザインの好みなんかで決めると良いと思います。
アルミケース:アルミは熱の伝導率が高い為にケース全体がヒートシンクの役割をするという利点があります、また軽い為に取り扱いも楽とか、値段は当然高いです。
●マザーボード
昔からの定番で言うとASUS(アスースと読みます)、次がギガバイトでしょう。
最近は日本語マニュアルが付いている物が殆どなので、どこのメーカーでもあまり変わらなくなってきているような気がします。
後は細かい電圧や周波数の調整などができる物も後々クロックアップなどで遊べて良いと思います。
特にどれが良いとかはあまりありませんのでメジャーなメーカーの物なら何でも構わないと思います、「ASUS・AOPEN・GIGABYTE・BIOSTAR」等など予算や好みに合わせて選んで下さい。
※統合チップについて(サウンド・ビデオオンボードマザーボード)
最近のマザーボードにはサウンド・ビデオ・LANがマザーボードに付いている物がかなり多いです。こういったマザーボードを買えばビデオカードやサウンドカードは買う必要はありませんので安上がりです。特に目的や拘りがなくパソコンを使う人にとってこの統合チップはありがたい物だと思います。
●プリンタ
印字品質から見ればレーザーがお勧め、昔は高くて手が出ませんでしたが今A4印刷の物ならフルカラーインクジェットの物と対して変わりません。カラー印刷できないと・・・と言う人はインクジェットにすると良いと思います・・・と言うかインクジェットが一般的です。
富裕層な方にはフルカラーレーザーと言うのもあります。
メーカーで言うとエプソン・キャノン・ヒューレットパッカード・ブラザーが最も有名でインクジェットならキャノン・エプソンが定評があります。
※インクジェット VS レーザー
私的な意見かもしれませんがプリンタをそんなに頻繁に使わない、ちょくちょく数枚のプリントをするだけと言う使い方でしたらインクジェット、大量の印刷を良くする仕事などでも使うので少しでも印字品質が良い方が良いというのであればレーザーと言う考え方でいます。
長所
インクジェット:小さくて手軽に使える、写真高画質のカラー印刷が出来る(専用紙要)
レーザー:印刷速度が速く大量の印刷には特に威力を発揮、印字が美しい
短所
インクジェット:印刷速度が遅い、音がウルサイ(機種にもよる?)
レーザー:大きくて場所を取る、重い為に置き場所を気軽にかえることは難しい
複合機:プリンタにスキャナやコピー機の機能が付いた製品(FAXが付いている物もある)、最近はメーカー側がプリンタ単機能の物より複合機を勧めているような感じがします。性能と言う面では専用機には多少劣りますのでバラバラで買った方が良いかも知れませんが、それ程差を感じるほどでもありません。1台で複数機能がありますので別々に買うより場所を取らないと言うメリットはあるりますが、少し大きいのが欠点かも。
●FDD
2モードの安いので十分だと思いますが、最近では必要が無いので要らないと思います。特別、必要な方は購入して下さい。
●光学ドライブ
DVD-RW等、DVDやCDメディアに書込みできるタイプが普通です。
ブルーレイ対応以外では、とにかく安くなりました。
メーカーによって書き込み精度の評判があるので購入前に調べると良いと思います。
●メモリ
RIMMやDDRやSD-RAMなどのマザーボードの規格にさえ合えば安いNB(ノーブランド)の物で十分だと思います。ちなみに現在は、DDR2が主流でDDR3が出回り始めているみたいです。
VistaやWin7では最低2GB、出来れば4GB欲しいです(32BitなOSでは3GBまでしか認識しません)。
OSや使用用途によって何MB程積めば良いか変わってきます。
XP=最低256MB、一般的には512MBですが出来れば1GB以上あった方が良い
2000=256MBが一般的、512MBあれば余裕
98やME=128MBあれば問題は無いけど、256MBが理想
●マウス
高いんですが何故かマイクロソフト(MSマウス)のは手にしっくりくるんです。
ブラウザの「進む・戻る」の機能がある5ボタンマウスなど種類は様々です。
あまり安い物は使い辛くてストレスが溜まる事があります。
●キーボード
クリック感の好みはあるにしてもどれが良いとか特別無いと思います。
●サウンドカード (最近はMBオンボードが殆どなので買う必要が無い場合が多い)
定番はクリエイティブのサウンドブラスターシリーズ。
他にはヤマハもあります。
値段の高い物は発音数が多かったり音色が良かったりします。
●スピーカー
とにかく音が出れば良いと言う人は2000円程からあります。
高い物では何万円もするウッド(木製)の物なんかもあります。
場所を取りたくない方は3.5か5インチベイに取付ける内臓タイプもあります。
無くても音が出ないだけです。
●モデム
アナログ回線でインターネットに接続するのに必要な部品です。
ADSL等、ブロードバンド接続が一般的な現在ではあまり必要と言う方は少ないと思います。
●ターミナルアダプタ
アナログ回線ではなくデジタル回線にする際に必要な部品なのですが、
ADSLや光ファイバーの普及で最近は必要性は殆ど無いです。
●LANカード (最近はMBオンボードが殆どなので買う必要が無い場合が多い)
ブロードバンド時代と言われるようになって必要不可欠なLANボード、イーサネットカードなどともいわれます。
ブロードバンド対応パソコンなどと売られている物がありますが、単にLAN端子が付いているだけです、PCIバス用の物で2000円程度で買えます、Windowsで使う限りは特に大差は感じません。
●スカジーカード(SCSI) (最近では不要パーツですが一様説明は残しておきます)
昔は外部機器を繋げるのに必ずと言って良いほど必要だったのですが、最近は殆ど必要の無いパーツ。
定番はアダプテック、その中でもウルトラスカジー等と言う速度の規格があります。
早い規格の物が良い、けど早いほど高くなります。
ちなみにスカジーの規格を説明しますと
・ウルトラスカジー=20MB/秒
・ウルトラワイド=40MB/秒
・ウルトラ2ワイド=80MB/秒
・ウルトラ160=160MB/秒
この様に転送速度が違います、また規格上の物なのでこの速度を出すと言う事ではありません。普通はIDEで構成しますのでスカジー外部機器(スキャナやMOなど)接続するような方にしか必要ありません。
■長持ちする部品
ディスプレイ・ケースは一度買うとほとんど買いかえる事は少ないと思います。
またプリンタ・モデムなどの通信機器もそうかもしれません。
■買い替えが必要になる期間が短い部品
ビデオカードとCPUが一番技術革新が早い様です、またCPUを全く企画の違う物(ソケットの種類が違う物)に変えるとマザーボードも変えなければと言う事も生まれます。
■バルク品について
メーカーが正規ルートで出荷した物ではない、説明書やらメーカー保障(販売店独自の保障はあると思います)も何も無い部品の事。で、その分、値段が安くなっている。製品自体は正規品と全く変わりません(一部例外もあるらしい)ので自作派にとってはとっても嬉しい物なのです。が、保障やメーカーのサポートが受けられないと駄目だと言う方は正規品を買ったほうが良いかもしれません。と言っても自作系のDOS/Vの殆どのパーツは正規品でも最初から保障なんて無いような物みたいですし、サポートもあてになる事は殆どありません。
■その他
もし特別な目的も無くパソコンを自作したいとかになった時は、ショップの組立キットか完成品の一番安い奴かそれに近い物を買う事をお勧めしています。大体OS込みで5〜7万位ではないでしょうか。大抵の方がインターネット・メールの使用が目的だと思いますので、この位の価格の物で十分役目を果たせます。
■出来れば買わないほうが良い物
安物のキーボード(打ちづらい物が多い、長く使うと分かる)
安物マウス(操作しにくくストレスが溜まる、感度が悪くなるのが早い)
マイナーメーカーの安物のビデオカード(チップが良い物でも辞めた方が良いと思う)
15インチのディスプレイ(画面が狭くて使いづらい)
※特にこれらのパーツは良い物と安い物で価格差があるように思えます。また最低価格帯の物に良くありがちな事なので特別高い物を選んだ方が良いと言う事はありません。