クロックアップについて
※ここにある文章はすべて自己の責任において読んでください
●クロックアップって何?
CPUを定格より高い速度で使用する事です、自作機の楽しみの一つでもあります。なおビデオカードやメモリもクロックアップできる物もありますが更に知識を要する様です。
●どうやるの?
CPUの速度と言うのは周波数(FSB)と倍率で決まります。
例えば・・・
700MHzの物なら普通は100×7で動かします、これをマザーボードの設定で周波数112の設定が出来る場合は、112×7で784MHz(実際の表示は784とは違うかもしれません)や、100×8の800MHzで設定すれば良い訳です。
また、倍率固定のCPUが多いのでそう言った物ではFSBを上げる事でクロックアップします。
●どの位まで上げられるの?
普通、安定して動かしたい場合は定格で動かした場合の一割増程度以下、つまり700の物なら800以下にとどめる事をお勧めします、この程度なら大体問題なく動きます。
但し、CPUの種類によってやたらとクロックアップ耐性が高い物がありますが、そう言った物は例外的にもっと上げても安定動作します。また個体差によって外れと言われる物があり全くクロックアップできない物も存在します。
●放熱対策は?
少し上げるだけなら普通のファンで平気です、オーバークロック用の大きなヒートシンク&ファンもありますが特別買いかえる必要もないでしょうが新規に買う機会があればお勧めです、またシリコングリスをCPUとファンの間に塗る事で熱伝導を良くする方法もあります。
その他に、スカジーで内部増設している場合などスカジーケーブルが邪魔してケースの放熱を妨げるなんて事もありますので内部スカジー増設2個までの場合はコネクタ2個(2連)の物にすると言う工夫も有効です、HDDも内部2台あれば当然一台より温度は上がります出来るだけ一台で済むような構成にしましょう。
マザーボードのメーカーからシステムを監視するソフト(ハードウェアモニターやシステムモニター)が出ていたら手に入れておきましょう、これでCPUの温度を見る事が出来ます、定格の時とクロックアップした時の温度差を見ておきましょう。
●クロックアップしたら動かない
CPUには個体差がありますので全くクロックアップできない物も存在しますが定格で動けば不良品ではありません。
動かない・・・には幾つかありますが
1.電源入れても何も反応しない、バイオスすら起動しない
2.OSが立ち上がる前に止まる
3.OSは立ち上がるけどまともに動かない
これは上げ過ぎた場合に起こる事がほとんどですが(特に1の現象)、CPU電圧を上げる事で回避できる場合もあります、マザーボードで電圧を細かく設定できる場合は取り合えず0.5ボルト程上げてみましょう、1.65Vが定格なら1.70Vにします、付け加えますと電圧を上げれば当然CPUの温度も負担も更に上がります、安定して使いたい場合は1ボルトまでに止めた方が良いと思います、2ボルト上げると厳しいです。
●トラブルについて
クロックアップすれば当然CPUの寿命は縮まるでしょうし、最悪の例ではビデオカードやメモリも破壊してしまったり、HDDも壊してデータを無くしてしまうなんて事もあるそうです。ただ最近のマザーボードはそういったことを回避する機能が付いてる物が多いようです。
なお、メーカー保障やショップの保障なんかも当然無くなりますのですべて自己の責任においてやる事になりますので予めご注意下さい。
●その他
CPUのメーカーが保障する定格の動作と言うのはあくまでも保障された物なので、本来少しくらいあげても平気なのが普通だと思います、また発売されたばかりの初期ロットと呼ばれる物より販売されて多少時間がたって改良された物の方がクロックアップ耐性が高いと言うのもよくあります、温度などに気を使わなければならないなどありますので気にせず安定して使えたほうが良いと言う方はクロックアップはしないほうが良いと思います。
●簡潔な構成に
クロックアップしてFSB(ベースクロック、倍率ではないですよ)を上げるとPCIバスなどの周波数も連動して上がりますので、バスにさしているカードも、クロックアップに応じて高い周波数に耐えられなければなりません、クロックアップで一番良いのはビデオカードのみという状態なのですが、普段使うPCの場合は、そうは行かないと思いますので、カードを沢山使うのでしたら高いクロックアップは無理と言う事はわきまえて置きましょう。
パワーストリップ ビデオカードのメモリクロックを操作できます
●ペルチェ素子
クロックアップマニアにはお馴染みの物ですが、電圧をかけると片面が冷たくなり片面が熱くなり放熱すると言う物です、但し過冷却による結露や消費電力の多さに問題があります、その問題を回避する為にペルチェコントローラーなどもあるそうです、きちんとした知識の無い方は使わない方が無難かと思います。
●シリコングリス
安物だと CPU
の発熱により変質し粉上となり、かえって熱の伝わりを疎外する場合もあるので品質の確かなものを選ぶようにして下さい。
●ケースの蓋をしない
しょっちゅうケース内部をいじる人は蓋をしないという方は意外といます、これもかなりの冷却対策になります、でもあんまりお勧めできない方法ですね。
●ケースにセカンドファンを取付ける
冷却対策としては一番お勧めできる方法、今のケースはほとんどセカンドファンが取付けられるようになっています、CPUのファンを大きくしたり強力な物にすると取り扱い上困難になったり音がうるさくなったりする事が多いんですが、こちらでしたら簡単で効果も大きいです、吸気・排気のどちらにしたら効果が大きいかは環境によりますのでいろいろ試してみて下さい。
●クロックアップ向けマザーボードとは
周波数・電圧の設定が細かく出来て、倍率の設定が幅広いものです、また電流・電圧系の保護機能の付いてる物も良いです、これらの機能他を備えた最初からクロックアップする事を目的とした様なマザーボードもかなり売られています。