組立手順・簡略版
基本的なATX使用のSATA構成でHDD・光学ドライブを使った場合です
SOUND・LANはマザーボードオンボードでPCI-Eでビデオカードだけ別途用意した場合です
■土台となるケースを用意します。
■ケースを空けます、最近のはサイドスライドの物がほとんどです。
■マザーボード(以後MBと表す)を用意して、ケースに一度収めてみましょう。
■MBのUSB等(ケースの後ろに出る部分)の部分の蓋を合わせケースにはめ込みます。
※この蓋はMB購入時にセットで入っています
■マザーボードとケースを取り付けるネジの位置を4ヵ所ほど確認します。
その他の部分については、スペーサーで間に合わせ、取りつけます。
※ケースにマザーボードを取り付けるネジの数は、ケースによってはスペーサーは使用できず全てネジ止めする物があったり、マザーボードの大きさによってもネジで固定する個所の数が違いますので、この点は融通して組み立てて下さい。
■使用するCPUに合わせてマザーボードの電圧やクロック周波数をジャンパスイッチで設定します。
(最近のMBはジャンパフリーでバイオスで自動設定する物が殆どなので、この作業は必要無い場合が多い)
■CPUをマザーボードに装着します。
(ソケットの横にあるレバーを押し上げてから付けたら戻します)
■CPUクーラーを付けます。
■メモリを取りつけます。
■ケースにあるLEDランプや電源スイッチ・HDDのアクセスランプ・リセットスイッチ・Beep音用のスピーカー等の細くてねじってあるケーブルがあると思いますので、これをMBの指定する場所につけます。この作業は細かくて分かりずらいと思いますので説明書などを見て正確に行って下さい、間違えても壊れません。
■光学ドライブ(DVD-RW等)をケースに付けます。SATA接続の場合、特に設定は要りません。IDEドライブの場合は設定はマスターです。
■HDD・FDDを取り付けますが、この2つは大抵同じ場所につけますので、最初のネジ止めは軽めにして、2台とも付け終ってから、きちんとネジで固定して下さい。(SATAの場合はHDDドライブ本体の設定は不要。IDEの場合はHDDを付ける前に設定がマスターになっている事を確認して下さい、なっていなければジャンパスイッチで設定します)
■FDDをケーブルでマザボと繋ぎます。(最近のPCではFDDは殆ど要りませんので、付けなくてもいいと思います)
■HDD・光学ドライブをSATAケーブルでMBと繋ぎます、一つ目SATAポートにHDD、2つ目SATAポートに光学ドライブと言う感じになります。
ちなみにIDEの場合は、一つ目IDEポート(プライマリIDE)にHDD、2つ目IDEポート(セカンダリIDE)に光学ドライブと言う感じになります。
■この辺りでケースの電源をMB他へ繋ぎます。一番太い24PINと4PIN、HDDや光学ドライブに取り付けます。(FDDを付けている場合はFDDにも。他ファン等がある場合は、それに応じて電源供給する為に繋いで下さい)
※ケーブルを繋ぐ順序は組立ての工程でやり易い時とやり辛い時がありますので、この点、経験によって融通させて下さい。
■ビデオカードを取りつけます。(PCI-Eの物でしたら、当然PCI-Eスロットへ取り付けます)
これでケースの蓋はせずに、電源コードやディスプレイ・キーボード・マウスを繋いで電源を入れてみます。きちんと電源が入り、Beep音がピポッ!と鳴り、BIOSの起動画面が映ればほぼ正常です。あとは、OSをインストールするなりして、完成したらケースの蓋をしましょう。
組立に必要な動作はこれだけです、一番間違えやすいのはケーブルの向きぐらいでしょう。
■その他
・HDDと光学ドライブは、別々のポート、つまりHDDはプライマリー(一つ目のIDEポート)のマスター、光学ドライブはセカンダリー(二つ目のIDEポート)のマスターとする事をお勧めします。理由はIDE機器とは、遅い機器に速度を合わせる事があり、高速なHDDと比較的低速な光学ドライブ等が同じポートに繋がっていると、HDDの速度が生かせない事がある為です。(最近はSATAが主流なので、この問題は無いに等しいと思います)
・CPUクーラーの取り付けは十分注意しましょう。最近の物は指で取り付ける事は不可能です、留金の片方がマイナスドライバーで引っ掛ける事が出来るようになっている筈ですので、留金の片方をソケットに引っ掛けたら、片方はマイナスドライバーでゆっくりと押し込んでソケットの爪にはめ込みます、この際にドライバーでマザーボードの基盤を傷つけて起動不能にしてしまうと言う事故が多いようです。(CPUソケットの種類によって取り付け方が違う物が出てきています、それでも取付は硬くて難しいという印象を受けます。)