表示指定成分について

まず表示指定成分とは、昭和40年代に厚生省がアレルギー等を引き起こす恐れのある成分として102種類指定した物を言い、この102種類の成分を配合している製品は、それを容器に表示する事を義務付けると言う物です。

現在使っている、シャンプーや化粧品などの容器の裏に小さい文字で「プロピレングリコール」「パラベン」「安息香酸」などと書かれていると思いますが、これが表示指定成分です、これらが入ってない物を無添加製品と呼んでいます。

無添加と言うと、当然アレルギー等を起こす恐れがある成分を配合していないわけですから良い物と思われがちなんですが、102種類の表示指定成分は大昔に作られた物で、現在、化学の進歩でシャンプーや化粧品に配合する化学成分は2000〜2500種類あるといわれています。

つまり、102種類以外の物に関しては容器に表示しなくても良いので、それらを配合する分には無添加製品となってしまうんです。

102種類の表示指定成分の中には、軽い皮膚炎を起こす恐れがあると言うだけの物から、発ガン性が認められている物や強い毒性のあるものまであり、表示指定成分意外でも更に有害とされる成分は沢山あるそうです。

ですので、無添加などとされている物は確かに良いとは思うのですが、絶対的に良いとはならないのが現実です、特に無添加などと言う表示や言葉を餌に値段を必要以上に吊り上げている製品がかなりあります。

また、指定成分と言って呼び名が同じ物があっても、その構造式や組成式によって種類は様々で特性が変わる事によって、毒性がなくなる物もあるそうです、ただ国産の企業では安全性に対する認知が薄いと言うか企業の利益を考慮している様で、あまり良い成分を使っている物はない様です。

厚生省指定成分102種類 ※ブラウザのバックボタンで戻ってきて下さい

※平成13年4月1日(2001年)から新しい薬事法が施行され、「全成分表示」が義務となりました。平成14年9月までの猶予期間があるそうですが、今までの「表示指定成分」だけではなく、配合される全ての成分を表示しなければならないという物です。

今まで無添加化粧品として販売されていた物(有名な所ではファ*ケル社)は、無添加化粧品としては販売できなくなったのか、表示指定成分無添加と表現を変えている物が多いようです、つまり指定成分以外の防腐剤などを使用していたという事です。

製品選びについて

上記の事を踏まえて、どんな製品を選ぶのが良いのか・・・ですが、これが良いと言う明確な答えが無い為に概要的な判断としてしかいえません、何故なら私にとって良い物だから貴方も使って良い物だとは限らないからです。極端な例ではミノキシジル製品で髪が蘇って喜んでいる人がいると思えば、それを使って副作用で死亡してしまった例もあるくらいです、効果の高い医薬品にはそう言った裏返しの危険性もあると言う事は踏まえていた方が良いでしょう。

○安い製品はあんまり・・・
スーパーなどで4〜5百円で買えるシャンプー類、メーカーは安くすれば安くするほど売れる為に(安くしないと売れない?)、こう言った製品には、やむ終えなくかどうかは分かりませんが、安い原材料や粗悪な物、体にとって悪い物を多用しています。

○ヘアケアで無添加には、それ程こだわる必要はない
最近の健康志向として、添加物が悪いとか指定成分は駄目とかがありますが、確かに悪い物もありますが無添加だからと言ってやたら高い物とか多いです、例えば化粧品に良く使われるパラベンと言う防腐剤は指定成分ですが、一部の方にアレルギー反応を起こす恐れがあると言うだけで防腐剤の中では比較的安全と言われています、ちなみにパラベンは醤油などの調味料や麺類などにも良く使われていますし食物性の物もあるとの事です。

仮に防腐剤の入っていないシャンプーなどはかえって危険なものであり、腐敗したシャンプーを使う事によって髪が抜けてしまった例もあるくらいです。

※こういった化学成分は、使用されている「量」が問題であり、実際に使用してみて使用感などで判断せざる終えない部分もあります、どんな成分でも一定の限度の量を超えて使用すれば毒性を発揮したりする物で、例えば薬などでも用法を守って使用する分には体に有効に働く場合もありますが、それを間違えれば毒となるものも多いでしょう、お酒やタバコも似ていますね。

○製造コンセプト
これは店頭などで販売されている物だと分かりずらいかも知れませんが、やはり安全性や環境への影響などを考慮している製品の方が良いのは当然です、また天然系・植物系、成分にこだわっている物である事をアピールしている物の方が良いでしょう。

※判断材料としては、無添加や自然系・植物系の化粧品メーカーの物などが割と良い物が多いかもしれません

○周りの評判など
良い製品は、やはり評判があるものです、多少は耳に入れる様にした方が良いでしょう。

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