私がライブスチームを知った昭和51年頃、SUECHIKAより、 〇45mmゲージ C62,D51,D52,C59(縮尺1/27) 〇89mmゲージ ・”SSシりーズ” B,C,D形タンク機 ・C62(縮尺1/12) が販売されていました(販売元はカワイダ商会)。数少ないライブメーカーの一つでした。 数年後(昭和56〜57年頃)、当時、お邪魔していた横浜ライブスチームクラブの定例運転会において、 メンバーの方が45mmゲージのC62を持ち込まれ、走らせておられたのを見たのが、 SUECHIKA(スエチカ)ライブを見た最初でした。当時、市ヶ尾にレイアウトがあり、 私は持ち込んだアスター製の8550を走らせるのに夢中で、あまり見ていなかったのが今となっては悔やまれます。 多くの客車を牽引し、力強く走っていた記憶があります。加減弁はネジ式ではなく、実物同様のレバー式でした。 SUECHIKA(スエチカ)ライブ 1番ゲージのC62 後年、バックナンバーとして購入したTMS誌No.277(1971年7月号)の表紙と中で、 D51.C62.D52の3台が並んで煙突より煙を上げている写真を見た時は興奮したものです。今まさに、 ライブSL3台が走り出しそうで。 TMS誌を読み返して、D52の仕様をみると、 火 床 : 64mm×88mm 56.3cm2 缶水量 : 700cc となっています。 一方、OSクラウス(89mmゲージ)は、 火 床 : 75mm×72mm 54cm2 缶水量 : 700cc ですので、缶水量は、ほぼ同じサイズです。たぶん運転の難しさも同様ではないかと思われ、 はじめてライブを扱うには難易度が高かったのではないかと思われます。 45mmゲージのC62の製作方法については、TMS誌1972年1月号から12月号(No.283〜294)に、 設計・製作された末近さまご自身の記事が掲載されています。綴じ込みの原寸の設計図を見ると、 今でもワクワクして、模型魂に火がつきそうです。 私にとっては末近ライブはライブスチームの原点のひとつです。 |