ライブスチームの運転


21.速度計  (H27.12.5掲載)

 所属する倶楽部において、お客様の安全性確保、人身事故防止の観点から走行速度を制限することになり、 最高時速を 6q/H とすることになりました。これに伴い、各車両に速度計を付けることになり、 倶楽部の役員の方の ”自転車用の速度計が使える” との情報をもとに各自で付けることになりました。
 私は速度計を入手したものの、どのように自分の車両に付けたら良いのか分からず思案にくれていたところ、 ある日の定例運転会に倶楽部のメンバーの方が実際に車両に付けてこられたのを見させていただいて、 自分の乗用台車に付ける目途がつきました。

 速度計を付ける乗用台車はOS製軽量乗用台車です。速度計はマグネット部、センサー部、コンピュータ部に分かれており、 センサー部とコンピュータ部はコードで接続します。OS製軽量乗用台車にはAT−67ボギートラックが前に1台、 後ろに1台付いていますが、OSコッペルの次位に連結し、最前部に私が座りますので、 前のAT−67ボギートラックにマグネット部とセンサー部を、コンピュータ部は台車前部左側に付けることにしました。

速度計(コンピュータ部)

速度計(コンピュータ部)が台車の前部左側に付いています


 マグネット部は車輪に3ミリの雌ネジを切り、センサー部の雄ネジ部分をネジ込みます。この時、雌ネジを切る位置、 すなわちマグネット部の取り付け位置はどうしたら良いのか悩みましたが、結局、車輪の中心点からの距離は任意でかまいませんでした。 車輪の中心点からの距離は速度には関係なく、何秒に1回センサーが感知するかが速度に関わる、からと気付きました。

マグネット部を取り付ける雌ネジの穴

マグネット部を取り付ける雌ネジの穴


マグネット部を取り付けました

雌ネジにマグネット部をネジ込んで取り付けました


 センサー部は適当なアルミの角材に、ネジと銅線で固定し、その角材をAT−67ボギートラックのフレームにネジ2本で固定しました。
マグネット部とセンサー部

マグネット部とセンサー部


センサー部の固定

ネジと銅線で、センサー部をアルミの角材に固定しています


コード

センサー部からコードでコンピュータ部に接続しています


 コンピュータ部はブラケットに差し込み、ブラケットは適当な木を台にして、木の台をネジで台車フレームに固定しました。

コンピュータ部の取り付け

コンピュータ部の台車フレームへの取り付け


 コンピュータ部にタイヤ周長、すなわち車輪1回転当たりで進む距離(車輪の直径×円周率)を設定します。 AT−67ボギートラックの車輪の直径をノギスで測定すると、66.7mmでしたので、
 タイヤ周長 = 車輪の直径×円周率 = 66.7 × 3.14 = 約209mm
mm単位で入力しますので、209 と入力しました。また、時計機能も付いていますので、現在時刻を設定しました。 コンピュータ部は「走行時間」「走行距離」「平均速度」「最高速度」「積算距離」も計測しますが、 私はほとんど見たことがありません。走行中、とりわけ下り坂ではスピードが出ますので、チラチラッと速度表示を確認します。
コンピュータ部のアップ

コンピュータ部のアップの写真です。速度:0.0km/h 時刻:14時9分 を表しています。


 速度と同時に時間も確認でき便利です。いちいち腕時計を見なくてもよく、大変役にたちます。たとえば、 午前中の運行時間が12時までであれば、あと何分かいつでも確認できますので。なお、電池が付いていますが、 寿命は約3年です。皆さまもいかがでしょうか?

ちなみに速度計のメーカーのホームページはこちらです。
http://www.cateye.com/jp/
私が付けた、型番CC−RD100 は今は発売されていないようです。


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