日頃は上からや横から見ている機関車の下側はどうなっているのでしょうか?先日、倶楽部の定例運転会に参加したところ、
4100形蒸気機関車が修理のため立ててあり、普段は見えない下側が良く見えましたので、紹介します。 この4100形蒸気機関車は自作されたもので、刈谷市に寄贈され、時折刈谷市の催し時にミニSLとして活躍しています。 木炭焚きで、蒸気圧2Kg/cm2で走行するそうです。写真は倶楽部の熱心なメンバーが灰箱を修理しているものです。 レーザーカットされた新しい灰箱の金属板を火室下部に仮にあてて確認されていました。来春には快走することでしょう。期待しています。 4100形 下側の全景。立ててあります。
機関車の前が下、後ろが上になっています。動輪は5軸で、第3動輪はフランジレス、
火格子、灰箱は修理中のため付いていません。 4100形 下側 軸動ポンプ
ボイラー容量が大きいのでしょう。軸動ポンプが2個付いていますが、1個は不調のようでラムが縛り付けてあります。 4100形 下側 軸動ポンプのアップ
4100形 下側 シリンダ部
シリンダ・ドレンコックも修理中なのかもしれません。 4100形 下側 ボイラー
写真の左側が機関車の後ろ、右側が前です。火室側のボイラー煙菅が見えます。上から5本、6本、5本、2本 計18本の煙菅が通っています。 次にOS製S6の下側を見てみます。こちらは機関車の下側に潜り込んで写真撮影したものです。 平成27年9月の”ミニSLフェスタinおやべ”にて運転させていただき、快調に走行した機関車です。 OS S6 下側前
シリンダにスチームオイルを送る給油器(□内)と、
それを駆動するための前後動を伝えるロッド(↓)が見えます。
給油器のタンクはOSコッペルよりかなり大きいです。 OS S6 軸動ポンプ
4100形と同様に、軸動ポンプが2個付いています。
2個のエキセントリックは何度ずれているのでしょうか?90度?180度? 次回、よく見てみます。 OS S6 軸動ポンプ
給油器を駆動するための前後動も、軸動ポンプを駆動する偏芯による運動からとっていることが分かります
(□内は接続箇所)。
その前後動を伝えるロッド(↑)が見えます。 OS S6 下側後ろ
灰箱が見えます。灰箱を掃除する上で障害となる物はなく、掃除しやすそうです。 |