ライブスチームの運転


31.電動ブロアー  (H28.1.6掲載)

 今回のテーマはスチームアップ時に使用する電動ブロアーについてです。スチームアップ時において、ボイラーの蒸気圧が上がるまでの間、 使用します。また、走行開始後においても、ボイラーの蒸気圧が著しく低下し、 ブロアーバルブを開けてボイラーの蒸気を使ったのでは回復困難な場合にも一時的に使用します。 乾電池を何本か直列に接続して使うことが多いですが、乾電池の代わりにバッテリーを使ったり、 電源コンセントが近くにある場合は、HO/Nゲージ用のコントローラーを電源として使用される方もいらっしゃいます。

OS製 電動ブロアー
OS製 電動ブロアー
 OS製の電動ブロアーです。昭和57年頃、OS製クラウス購入時に一緒に購入しました。 のグリップは、後年、発売され取り付けたものです。 グリップを付けて、扱いやすくなりました。私はスチームアップ時、太平洋炭を使うため、 このブロアーは太平洋炭の煙を吸い込みベットリと汚れますので、時々分解してブラシで綺麗に掃除します。


OS製 電動ブロアーと電池ボックス
OS製 電動ブロアーと電池ボックス
 OS製の電動ブロアーには単1乾電池が4本入る電池ボックスが付いていました。 1.5V×4本で6Vのモーターなのでしょう。私は電池ボックスをもう一つ直列に接続し、最大8本までつなげるようにしました。 乾電池の電圧が下がっても最後まで電池を使おうという魂胆なのです。クリップですので容易に接続本数を変えられますし。


OS製 電動ブロアーの先端部
OS製 電動ブロアーの先端部
 電動ブロアーの先端部を機関車の煙突に差込みます。大はもともとのOS製電動ブロアーで、内径24.0mm 外径27.2mmです。中はOS製クラウス用で大の先端部に差し込みます。内径13.7mm外径16.7mmで、 クラウスと同時に電動ブロアーを購入した時に付いていました。 小はアスター製8550用に、真鍮丸棒をミニ旋盤で削ったもの(自作)です。内径7.0mm外径9.7mmで、 こちらも大の先端部に差し込みます。


OS製 電動ブロアーの先端部(OS製クラウス用)
OS製 電動ブロアーの先端部(OS製クラウス用)
電動ブロアーの先端部(大)に、OS製クラウス用(中)を差し込みました。 六角穴付きネジで固定します()。


OS製 電動ブロアーの先端部(アスター製8550用)
OS製 電動ブロアーの先端部(アスター製8550用)
 電動ブロアーの先端部(大)に、アスター製8550用(小)を差し込みました。 OS製クラウス用(中)と同様に六角穴付きネジで固定します()。 大や中は太平洋炭の煙を吸い込みますが、こちらは燃料用アルコールの燃焼ガスを吸い込みますので、 ベットリ汚れることはありません。



  所属する倶楽部のメンバーには、電動ブロアーを使わない方もいらっしゃいます。電源コンセントが近くにある場合において、 コンプレッサーより圧縮空気をボイラー内に取り込み、ブロアーバルブを開けることにより通風を効かせる方法です。 この場合、圧縮空気をボイラー内に取り込む口が必要ですが、なるほどと感心しました。 実物においては、ほかに生きた機関車がある場合はその機関車からブロアー(整風器)へ蒸気を取り通風を起こしていたそうです。  私は「電動ブロアー+乾電池」を使うものだと思い込んでいましたが、様々な方法があるようです。


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