ライブスチームの運転


364. OS製クラウスのサイドタンクの修理と”模型ボイラー検査カード”   (その2)   (H31.3.21掲載)

  (その1の続きです)

クラウス
クラウスの組立説明書を見ると、ウォータータンクの上面を前方から100mm、 後方から40mm切り取るよう記載があり(写真の左下に図が掲載されています)、それに従って、切り取りました。 但し、前方は少し短くしました。


クラウス
ウォータータンクをサイドタンクの中に入れました。


クラウス
 タンクの後方下部に、 ブッシュをネジ4本で取り付けました(内)。 タンクの外側からオネジを入れて、タンクの内側にあるブッシュのメネジに入れるのに、 ちょっと苦労しました。(写真は、タンクが上下反対になっています)


クラウス
 次に、上部内側にアングル(内)を取り付けるところで、 問題が発生しました。 サイドタンクの横側からオネジ(4本)を入れて、サイドタンク内側のアングルのメネジに入れるのですが、 高さが合わないのです。アングルをもっと下げないと、ねじの位置が合わないのですが、 ウォータータンクが邪魔して、下げれないのです。仕方がありません。 サイドタンクからウォータータンクを取り出して、上部を少し切り取りました。


クラウス クラウス
 そして、上部内側にアングルを取り付け、一旦取り外した、ブッシュも再度、取り付けました。 次に、上部外側にアングルを取り付けようとしますが、 上部内側と同様、ねじの位置が合いません(↑ ↑ ↑ ↑)。 アップしたのが右側の写真です。穴の中に白っぽくみえるのがアングルで、 メネジ(内)が少し高い位置にあります。 上部内側にアングルを取り付ける前に、上部外側も位置が合っているか、確認しておけばよかったのですが、 あとのまつりです。


クラウス
 仕方ありません。ウォータータンクの上部外側も切り取るため、 上部内側のアングルと、再度、取り付けたブッシュをまたも、取り外します。 そして、ウォータータンクの上部外側も切り取り、ようやくアングルの取り付けを完了しました。 やれやれです。


クラウス
ウォータータンクを組み込んだ、サイドタンクを機関車に取り付け、 キャブサイドパネル、キャブフロントパネルを取り付けました。 そして、屋外に持ち出し、サイドタンクに水を入れて、漏れがないか、確認します。


クラウス
ブッシュのあたりから漏れがありますが()、僅かなので、 これでよしとします。


クラウス
両側のサイドタンクの水を抜き、スプレーオイルを吹き付け、 最後にキャブルーフを取り付け、修理完了しました。


OS製コッペルのシリアル番号
コッペル
 クラウスの修理が完了しまして、 次に”模型ボイラー検査カード”をOSさまに注文しました。 コッペルの分を含め、2枚です。すると、OSさまから、「カード発行の際、 シリアル番号が必要」とのメールをいただきました。
 メールによりますと、コッペルは新旧2種類あるそうで、 旧(ボイラー番号無し)は、左フレーム後方に楕円銘板があり、その近くに3桁のシリアル番号が、 刻印してあるとのこと。 新(ボイラー番号有り)は、シリアル番号とボイラー番号の両方が刻印されてあり、 同じく左フレーム後方に楕円銘板近くに3桁のシリアル番号が刻印してあるとのこと。
 早速、調べてみると、私のコッペルは旧(ボイラー番号無し)のようで、 左フレーム後方の楕円銘板の下に刻印がありました()。 この写真では見づらいのですが、前の持ち主の方から、”模型ボイラー検査カード”を受け取っていたので、 カードに記載されている、シリアル番号からも確認できました。


OS製クラウスのシリアル番号
クラウス
 クラウスは、ボイラー番号が無い時代で、 左側フレームにある楕円銘板近くにシリアル番号が刻印してあるとのこと。 そして、シリアル番号は3桁の数字またはkから始まる3桁の数字とのこと。 調べてみると、写真のとおり、k173でした。 そして、判明したシリアル番号をOSさまにメールで連絡しました。


OS製コッペルの模型ボイラー検査カード
コッペル コッペル
 平成31年2月17日(日)、OS法隆寺運転会において、OSさまからカード2枚を受け取りました。 写真はコッペルのカードです。往復はがきになっており、往信と返信があり、 往信は小型蒸気機関車製造者協会用で、返信はユーザー用です。 機関車名、ボイラー形式、ボイラー材質、 設計者/製造者、完成年月日、識別番号、初回検査時(完成時)と最高使用の圧力は記載されています。 完成年月日の記載があるのには、ちょっとびっくりしました。OSさまに記録が残っているようです。


OS製クラウスの模型ボイラー検査カード
クラウス クラウス
こちらは、クラウスのカードです。 往復はがき2枚共、所有者名と所有者の住所を記載して、郵便ポストに投函しました。


返送されてきた、模型ボイラー検査カード(ユーザー用)
カード
 数日後、小型蒸気機関車製造者協会から、 ユーザー用のカードが返送されてきました。カードの右下には、小型蒸気機関車製造者協会の印が押印されています。 なお、協会用のカードは、協会側が保管されるものと思われます。


 OS製クラウスの修理が完了し、また、OSLSCの会則に従って、ボイラーテストを行い、 模型ボイラー検査カードを所持しましたので、これで、OS法隆寺運転会において、 クラウス/コッペルを持参して、走行する準備が整いました。 法隆寺レイアウトの走行は、コッペルは約12年ぶり、クラウスは約35年ぶりとなります。 チャンと走ってくれるといいのですが・・・。 「それは、あなた次第!!!」と、機関車から言われそうで・・・。  


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