ライブスチームの運転


426. OS製5インチゲージ MOUNTAIN 4−8−2  (その11)  (R1.10.23掲載)

  (その10の続きです)

マウンテン マウンテン
これからボイラーの水を抜きます。 水位は、水面計の半分ぐらいです()。 若干圧力があるようですので、少し早く抜けそうです。


マウンテン マウンテン
ボイラーのブローダウンバルブ)を開けて、 水を抜いています。右側の写真は、ブローダウンバルブをアップしてみたものです。 熱湯が噴出しますので、火傷しないよう、注意して行います。 下に噴き出すのではなく、白いチューブを接続して、排水/灰殻用タンクへ導いています。


マウンテン
ボイラーの水を抜く作業と並行して、 煙室戸を開けて、煙管掃除を行います。


マウンテン
煙室戸を開けたところです。


マウンテン
スチームアップ時に灰の少ないウェールズ炭を少し使い、 運客走行時は、オガ炭を焚いていましたので、灰は少量です。


マウンテン
 写真の中央の下から上に伸びているのが吐出管で、 シリンダーに入りピストンを押した蒸気(排蒸気)を排出します。 吐出管の最上部に巻き付いているように見えるのがブロア(通風器)で、 運転室のブロアーバルブを開けると、 通風器の上側にある穴(通風孔)から生蒸気を噴き上げ、通風を作り出します。 吐出管の上方に釣り下がっているように見えるのが、 ペチコートで、シリンダーの排蒸気と、ブロアの生蒸気が、 この中と煙突を通り、通風を作り出し、燃料(石炭・オガ炭など)の活発な燃焼に寄与します。 煙室内に隙間があると、その隙間から外気を吸い込んでしまい、 ”火室下部から空気を取り込み、火室内の燃焼ガスを煙室方向に導くこと”に支障をきたし、 燃料の燃焼に悪影響を及ぼしますので、注意します。


マウンテン
 ところで、この写真の煙室内をご覧になって、何かお気づきでしょうか?。 煙室の内側に沿って、数本の配管が通っています(→ →)。 これは何でしょうか?。OS製コッペルなどにはありません。 給水装置から送り出された水を温める給水温め器でしょうか。 そうだとすると、その給水装置は何でしょうか?。ハンドポンプ?、軸動ポンプ?、 それとも、ドンキーポンプでしょうか?。 実機には、ハンドポンプや軸動ポンプは無く、 蒸気駆動の給水ポンプから送り出された水を給水温め器で温めてから、 ボイラーに給水しています。ので、ドンキーポンプでしょうか?。 しかし、ライブスチームの世界では、一般に常時、給水に使うのは軸動ポンプですので、 軸動ポンプから送り出された水を温めるのではないかと思うのですが、 今度オーナーさまに伺ってみようと思います。


マウンテン
オーナーさまが何かを持っていらっしゃいます。 何か分かりますでしょうか?。


マウンテン
コンプレッサーの吹き出しノズルです。 圧縮空気で、煙室内や運転室・火室などを綺麗にするためです。 周囲に灰などをまき散らしますので、周りに注意して使用します。


マウンテン
機関車の清掃が完了し、数人がかりでマウンテンをオーナーさまの車に積載しました。


 倶楽部の定例運転会は、事故などなく、無事終了しました。倶楽部の運営当番の皆さまはじめ、 参加された倶楽部のメンバーの皆さま、お疲れ様でした。 また、マウンテンのオーナーさま、ありがとうございました!!!。
 


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