(その7の続き) レイアウトの全景
レイアウトの全景を撮影しました。早朝ですので、人影は見られません。レイアウトの向こうに木々が見えます。
空気が綺麗で清々しいです。右奥の水色のあたりが車両基地・機関区?で、その少し手前の白い線のあたりが駅です。 3線式
このレイアウトは、7.5インチと5インチの3線式です。コッペルは5インチゲージですので、手前の2線を通っています。
7.5インチゲージの車両は両端の線路を走行します。7.5インチゲージのレイアウトは珍しいのではないでしょうか?
昨年11月以来の4ヶ月ぶりの運転会ですが、塗装がしっかりしていますのでサビは見当たらず、また、
線路の状態は一部高さ調整した程度で比較的良好でした。 これは何か、分かりますでしょうか?
答えは、クリンカーです。石炭が焼き固まった塊です。灰にならず溶けて固まった感じです。
火室内で成長?し、大きくなるようです。運転終了し火室内の石炭を排出しているときに時折発見します。
写真では全長4cmぐらいあります。コッペルの火室面積を考えると、このくらいまで大きくなると、影響がでてくると思います。
クリンカーは火室内の石炭の燃焼を妨げるため、蒸気圧の維持に支障をきたすからです。できるだけクリンカーが出来ないようにしたいのです。
でも、どうしたら防げるのか?、よく分かりません。ライブスチームについて書かれた本や鉄道模型誌の記事でも読んだことがありません。
ウェールズ炭では出来にくく、太平洋炭を焚くと出来易い??、あるいは太平洋炭と他の石炭を混炭すると出来易い??、
ような感じがするのですが・・・。今後、解明したいテーマです。 壊れた圧力計の裏側
私もOS製コッペルを持参したのですが、運搬箱を開けて運転室を見ると、圧力計の針が動いたままになっていました。
こんなことははじめてです。早速、倶楽部のメンバーの方に見ていただくと、これは振り切れた状態だそうで、
その方も以前、5インチゲージC62の圧力計の針が振り切れたことがあったそうです。
圧力計に水が残っていて、冬場、プルドン管の中で氷つき、その状態が続き、
水が溶けた後もプルドン管が膨らんだ状態のままで元に戻らず、つまり、針が振り切れた状態のまま となったようです。
写真は圧力計を分解し裏側を撮影したものです。 プルドン管の○の部分が膨らんでいました。
修理できないのもかと、ラジオペンチでへこませた後の写真です。 圧力計の中にプルドン管(←)があることは知っていましたが、
見るのははじめてです。一見、板のようですが、管であり円弧状になっています。蒸気圧力がかかると膨らみ、針が動く構造のようです。 修理を試みましたが・・・
振り切れた針が元の位置に戻るよう、プルドン管を適当に押さえてみましたが、
写真のとおり振り切れた状態から少し戻りましたが、修理不能です。プルドン管の調整は微妙なようです。
小さい圧力計が高価な理由が何となく分かりました。 新品の圧力計
帰宅後、OSに注文しました。すぐに送って頂けるのでいつも助かっています。 これまで使っていた圧力計は ”kg/cm2”表示 でしたが、
こちらは ”MPa”表示 です。
1kg/cm2≒0.1MPa だそうです。 はじまりはここから
写真はコッペルの焚口戸を開けて火室内を撮影したものです。蒸気機関車のエネルギー作りはここからスタートします。
神秘的なこの瞬間。私の”ワクワク感”と”緊張感”もここからスタートするのです。
ライブスチームの運転は大変楽しいです。でも、なめてかかることなく、一つ一つやるべきことをきっちり行うことを心がけます。
安全第一ですから。
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