ブロークダウン・パレス
クレア・デーンズ ケイト・ベッキンセール 18やそこらの女の子にとって、33年といったら、 永遠に等しい。33年もの間、投獄されるなんて! しかも何もしてないのに!!! 特に辛かったのはダ−リ−ンのパパに お前がやったんだろうって、いわれるところ。 狼少年のように、誰もアリスの事を信じてくれなくなってる。 自分の父親にさえも、、、。 最後の直訴(?)での、命がけで、親友だけでも 救おうとする根性には、涙が止まらなかった。 映画を見て、これだけ素直に泣けたのは、 久しぶり、と思うくらい。 画面の外と中の境界がなくなり、 揺さぶられた。これがクレア・デーンズなんだぁ。 という、感慨もあった。 計算しての言葉ではないことは、その後の、 「自分でもどうして、あんな嘘を付いたのか分からない。」 という言葉から分かる。 きっと、アリスは出られない。 でも、アリスは親友と二人で耐えるよりも、 親友だけでも辛いところから救ってやった方が、 自分も幸せだと悟ったのだ。 京極東宝にて