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流涙(涙がでる)
(2)
「涙がでて、マツゲがあたってるみたいなんですけど・・・。」という相談を受ける
ことが多いです。
お母さんの目は正しく、睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)です。
一番よく聞かれるのはやはり
治療の時期ですが、個人差があります。マツゲが
強くあたり茶目に傷が沢山つくようですと、それだけで視力障害を来たしますの
で、早目に(2〜3歳でも)手術します。
 成長してまぶたの皮下脂肪が減ると治る子供も結構います。普通は茶目にあた
ってるマツゲを抜いたり切ったりして、まぶたの形がある程度かたまる(7〜8歳
)まで待ちます。その年齢を超えて茶目にあたってた場合、あたらなくなるのは
難しいです。手術して治すかどうかは、本人と家族の人の意思を尊重します。
 一般に手術は、最初は上でも下でもあまり切らない方法(内まぶたから、糸を通
す方法)で行います(写真1,2,3)。20分〜30分でおわります。
その日のうちに帰れます。1週間位は、まぶたが腫れぼったい感じがあります。跡
も2週間もすれば、判りにくくなります。ただし、若干戻ることがあり、その場合戻り
が強い場合は、再手術を行い、外の皮膚を切開します。
 
(写真1)手術後3日目の写真 抜糸前      (写真2)手術後1週間目の写真 抜糸後
                                   (写真3)手術後6ヶ月目の写真 マツゲは全てあたってない。
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