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緑内障(2)

(3)薬療法
閉塞隅角緑内障は、原則的に点眼・内服は治療になりません。
手術療法が根本的な治療になります。
開放隅角緑内障は、まず点眼治療が第一です。そういう意味では、
白内障と違います。

@点眼薬(目薬)
房水産生を抑える(お水を作るのを減らす薬)⇒
チモプトール・ミケラン トリソプト 
シュレム管からの房水排出を促す(お水を貯まらなくする薬)⇒ピロカルピン(サンピロ) 
                                           ピパレフリン 
ぶどう膜(茶目)からの排出を促す(お水を貯まらなくする薬)⇒
キサラタン・レスキュラ 

薬の強さは、ほぼ
キサラタン=チモプトール・ミケラン>ピロカルピン>レスキュラとなり
ます。
他のお薬は、上のお薬と一緒に使います。
トリソプトなどはチモプトール・ミケランと一緒
に使うととても良く効きます。

A内服薬(飲み薬)
房水産生を抑える(お水を作るのを減らす薬)⇒ダイアモックス

  
(4)手術療法
閉塞隅角緑内障は、診断(それとわかった時点で)がついたら、
すぐに
レーザー手術を行うべき病気です。美智子皇后も両眼されました。
お薬を点眼していても
発作はおこるからです。

予防的
レーザー手術(レーザー虹彩切開術)は、10〜20分で終ります。
一度
発作を起こすとレーザーでは無理で、本格的な手術が必要になること
があります。手術が上手いこといっても、もとのように見えないこともあります。
心臓の心筋梗塞と同じです。

逆に
開放隅角緑内障は、点眼・内服で充分でなかった場合に、レーザー手術
⇒本格的手術になります。
レーザー手術(線維柱帯レーザー形成術)は、よく効く人とそうでない人がいます。
効かないひとは、
本格的手術(線維柱帯切開術・線維柱帯切除術)がいります。

しかし、手術も絶対でな
く眼圧がコントロールが充分でなかった場合は、手術後
目薬や飲み薬がいります。手術が全てではありません。
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