ホーム>眼科病気一般>翼状片

翼状片

(1)病因
翼状片の原因は、まだ明らかになっていません。しかし、屋外で働く男性
に多いため、紫外線などの刺激がよくないのではと言われてます。

(2)自覚症状
鼻側の内側から茶目に向って白目に似たようなものが扇状にのびてくる(写真1)。

最初は、無症状のことが多い。大きくなってくるとコロコロする(
異物感)。茶目を越えて
くると乱視(
ゆがんだり、二重にみえる)が発生し、黒目(ひとみ)にかかってくると、
見えにくくなってくる(
視力低下)。

(3)治療
大きくないうちは、また大きくないうちは放置してよいです。大きくなってきて、異物感
が出て来た場合とcosmetic(美容的)に気になる場合は取る手術を行います。

茶目にかかってる部分のみを切除した場合は、必ず再発がおこってきます。白目の
患部 も取った後、私は良いところの白目(結膜)の組織を移植(移して来る)してます。
そうする と再発は起こりにくくなります(写真2)。白目は再生(もとにもどる)組織です
ので、取った 場所はそのままにしておきます。

 写真は、昨年私が手術した患者さんのものですが、黒目にかかってきてましたので、
乱視が出てました。手術後乱視もほとんどなくなりました。再発もなく快適な生活を
されてます。
(写真1)大きな翼状片 (写真2)手術後3日目
右目の内側から扇状のものが黒め
までのびている。
扇状のものは切除されて、綺麗に
なっている。
ホーム 戻る 次へ