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眼 痛  異物
眼科で急激に痛みを伴う疾患としては、(1)異物飛来・(2)急性緑内障発作があります。
急性緑内障発作は、高齢の女性に多い疾患です。詳細は
緑内障のページをご覧下さい。

このページでは、
異物飛来について述べたいと思います。
異物というのは「庭掃除中・・・」とか「駅で電車を待ってた時突然・・・」とか、全く予期せ
ずに入ることがあります。

我慢せずに、早目に眼科を受診してください。早ければ処置は、簡単にすむことが多い
です。だいたい(99%)は、目の前の部分に留まってます。
目の白目にあるのを
結膜異物といい、茶目黒目にある異物を角膜異物といいます。

 
結膜異物
 白目は、一般に見えているところだけでなく、まぶたの裏側も白目です。異物は不思議
なことに上まぶたの裏に入ることが多く、この場合は自分では取ることはなかなかできま
せん。 
 私たちは、痛み止めの目薬を点眼した後に、まぶたを反転して異物セッシ(ピンセット
のようなもの)で取ります。異物見つかれば、1〜2分で終ります。
 
角膜異物
 茶目黒目のところですので、すぐに見つかります。入ってすぐですと異物針で、1分も
あれば取れます。次の日になると少し中に入るので、異物針で取った後、モーターチャ
ックという機械で削って奇麗にしなければならないことがあります。
ですから、なるべく早く眼科を受診しましょう。
 
写真は、1日たって受診された患者さんのものです。
 異物を取ったあとは、だいたいは塗り薬(眼軟膏)を入れて帰宅してもらいます。

 千にひとつもないことですが、物によっては目の後(眼内)に入ることもあります、この
場合は痛みより視力低下が来ることがあります。手術が必要です。
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(写真1)茶色の鉄片異物が飛来している。 (写真2)異物は除去された。角膜上皮剥離
になっている。