ホームフェルメールの新発見ひとみの描き方

ひとみの描き方

 フェルメールの瞳には、光の反射が描かれているものがあります(⇒真珠の耳飾りの少女少女の頭部)。この描き方は、レンブラントの作品の中にも観られました。白い絵の具を一点加えるだけの作業ですが、このことにより、人物が輝きます。


 ところが、『赤い帽子の女性』には、右目にはあり、左目にはないのです。完璧主義者のフェルメールが、このような中途半端なことをするでしょうか?

真珠の耳飾りの少女 少女の頭部 赤い帽子の女性

 もちろん、『ヴァージナルの前に立つ女』・『ヴァージナルの前に座る女』などには、瞳の光の反射は、両眼とも描かれていません。両眼とも描かれないのなら納得できるのですが、片眼だけ描かれるのは納得できないのです。皆さんは、どう思われますか?ご意見をお聞かせください。



(2002年11月5日作成)

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