雪割草の植え替え

1.用土




鉢底に使う日向砂



硬質鹿沼土



ベラボン(ヤシガラチップ)



焼赤玉

自分の場合は上記用土を、硬質鹿沼:ベラボン:焼赤玉を8:1:1程度で混合する。あまりこだわりはないが、日光、桐沼などを少しばかり混合することもある。

2.鉢



手作り焼締め雪割草鉢

 手作り焼締鉢は見栄えがするため、展示会用として持つとよいかもしれない。



型物焼締め雪割草鉢

  型物は見栄えは落ちるが、表面の粗さで手作り焼締鉢を一歩リードするかもしれない。と、いうのは水の染み出しが多いため、その分気化熱が奪われるようで、夏でも表面をさわると冷んやりしている。

 雪割草の鉢底穴。水はけが良いように、かなり大きい。  
 大きな鉢底穴に合うネットを準備する。


3.手順

  準備した用土を洗っておく。用土を湿らせる意味合いもあるが、洗った場合は十分水分を含むため、一日くらい置くと適度に水分が飛び、受け替えがしやすい。
  植え替え対象の鉢植え。まだ、持ちこたえるかもしれないが、鉢の表面が施肥でよごれてしまうことが多いので1年に1回植え替えている。
  鉢を軽く叩いて株を鉢から抜く。
  健康な株の根。ただし、混み過ぎている感もあり株分けするか、根伏せ用の根茎を採ったほうが良いかもしれない。
  ネコブセンチュウの被害にあったと思われる株。根がボロボロになっているのでよく洗いコブの部分を削除する。
  根が少なくなってしまった場合は根茎をミズゴケで巻いて植え込む。よく発根する。 
 適度に根を広げられる鉢を選び、根をダマができないように割り箸などで突つきながら丁寧に植え込む。
 ネコブセンチュウにやられた株などはバイデートなどを少量鉢土に混ぜて植え込む。このとき新しい芽が用土で隠れるくらい深植えにする。
 最後に鉢底穴から、用土の色の水が出なくなるくらい潅水して終わり。この後は涼しい日陰に置いて養生させる。一週間ほどして、置肥を施すとよい。