秋の嘆き

平成16年11月20日記す

 秋も深まるにつれて雪割草の芽がどんどん膨らんで行くのを見るのも楽しみの1つです。しかし、一鉢一鉢点検をしていると、とんでもない鉢に出くわすことがあります。もちろん、全体をチョット見回しただけで、気持ちが沈むこともあるのですが。今回はそんナ話であります。


  これが何か分かるでしょうか?2芽のリッパな株です。否、でした(嘆)。写真を説明すると、左と右に芽の抜け殻が分かるでしょうか?赤くブツッと切れたように見えるのは去年の葉茎を落としたものです。点検している際に見つけたのですが、すぐそばの鉢の中でヨトウムシ(だと思う)が寝ていましたので、すぐつまみ出して圧殺しました。たぶんソイツの仕業でしょう。

  鉢の置き場はある程度湿度のある場所が良いようで、葉ダニの発生を防いだり葉の傷みが少ないように思います。我家の場合は地面から10cmくらいの高さの
網棚の上に置いてありますが、その分害虫が入るとか病気になる率が高いのかもしれません。とにかく鉢の周りは清潔にしてやって、外敵の入る隙を見せないことですが、専用のフレームハウスとかがあればそれも可能なのでしょうが、鉢数が増えてくるとなかなか難しいものがありますネ

  何等かの理由で芽が潰れてこんな状態になった株でも、このまま育ててやれば、根茎から新しい芽を吹くことが多いので、がっかりせず根気よく育てることです。



  全体を見回すとすぐ分かるトホホです。これは、よくある炭ソ病でしょうか?今年は葉芸品を南向きの風通しのよい80cm高くらいの棚上に置いて、寒冷紗やヨシズで日除けをしたのですが、多くの株がこんな状態になってしまいました。ですから、炭ソ病というよりも、葉にストレスがかかった結果かナなんて思ったりもします。地面近くの棚はコンナことはありませんので、可能性大かもしれません。来年は置き場所を変えるなどして、工夫してみないといけないでしょう。それで出なければ、そういうことでしょう。まだまだ試行錯誤が続きます。

  ちなみに炭ソ病はキノンドーと呼ばれる銅溶剤がある程度効くとのことですが、ある程度というところが、生育障害を疑わせるところですかネ