オオスハマソウ(Hepatica maxima)の話
平成17年5月10日


  韓流ブームだからということでもないですが、今回の小話はオオスハマソウことHepaticaMaximaの話です。
  写真左がMaximaです。4年ほど前に分けていただいたタネからの実生株で、大きな葉が2枚そろいました。
もともと原種は韓国のウルルン島に自生している雪割草とのことですが、大きな葉に特徴があります。花は草体に比べて小さく、見応えのあるものではないですが、右横の国内産小葉性雪割草と比べると葉の大きさが分かりますネ。ちなみに葉の幅は9cmありました。
  ウルルン島というのは韓国領で先般話題になりました竹島のすぐ西にあり、自然の豊かな島と聞いております。わざわざ「ウルルン島産」と言うのですから韓国本土には無いのでしょうか?。韓国には他に落葉性の「インスラリス」という雪割草があるようですが、これも済州島産ということですから、どちらも島に自生しているということで
す。大陸と日本が陸続きだったころに渡ってきて、以後島に取り残された雪割草が独自の進化を遂げたということなのでしょうかネ。専門ではないですが大昔のことに思いを馳せるのも面白いものです。