雪割草のタネ播き

平成19年5月5日

  ゴールデンウイークの喧騒を縫って、雪割草のタネ播きをしました。去年は家事が忙しくて出来ませんでしたので、2年ぶりです。毎年行き当たりバッタリで交配していましたが、今年は少し親を選んで交配してみましたので、先が楽しみです。


  とりあえず、24ポット準備しました。ポットの底には刻んだミズゴケを1cmほど引いて、緩効性の肥料を入れます。



  肥料は細粒でもよいかと思いますが、移植が遅れたことも考えて大粒を入れてあります。4粒/1ポットほどでしょうか。


  

  細粒の混合用土を入れて潅水しておきます。用土は鹿沼土中心に、軽石、ヤシガラチップなどの混合用土です。



  結実時に袋掛けしたときの様子です。プラスチックコップなどを鉢の横に置いて、タネの落下を受けるようにして採種される方もいらっしゃるようです。



  完熟タネは袋の中に落下しています。気がつかずにあまり長い間放置しない方がよいでしょう。



  ときどき、結実しないシイナが混じることがありますが、この袋は優秀ですネ。



  播種した様子。少し早めに採種してしまったタネはこのまま1週間放置して熟するのを待って覆土する場合もあります。完熟タネならば、すぐに覆土してしまいます。1cm足らずの覆土でよいでしょう。



  交配親を記入したラベルを立てておきます。置き場所は来年春まで日陰がよいでしょう。水を切らさないようにして来年の春を待ちます。

  9月になると早いものでは発根を始めているものもありますので、潅水後に1000倍程度の液肥を施します。


  上のケースでは赤ラベルが花物、紫ラベルが葉物です。赤ラベルが1つ立っていないのは、気になる交配タネが1種類まだ収穫されていないためです。