ヘパティカ・ヤマツタイの話
(Hepatica yamatutai)
平成17年10月15日記す

  ヘパティカ・ヤマツタイ。初めてその名前を聞いたときには「何者だ?」と思いました。中国大陸に分布するヘンリーと呼ばれる雪割草の仲間で、四川省の峨眉山に特産する雪割草です。峨眉山は世界遺産にも登録されているようですが、特異な植物が自生することで有名です。草仲間がケッコウ観察に出かけていますが、私メも余裕が出来たら出かけてみたいですネ。
  我が家には分けていただいたタネからの実生苗があり、植え替えをしましたので掲載してみました。


 峨眉山の場所。アバウトな地図で申し訳ないです。峨眉山の名前は以前から聞いていたのですが、場所は感覚的なイメージしか持ち合わせていなかったものですから今回調べてみました。



  ヤマツタイの葉。特徴的な葉ですネ。花は象牙色の大輪だそうですが、私メはまだ見ていません。



 葉も特徴的ですが、根もゴツゴツとした粗い根で、国内の雪割草の根とはだいぶ違います。

 ケスハマソウとの交配苗を見たことがあります。花がケスハマソウで葉がヤマツタイといった容姿です。自分も長い目でこの苗から交配をしてみようかナなどと思ってみたりもしています。


ヤマツタイの由来
  人名から来ています。内藤登喜夫氏著「ゆきわりそう」では‘戦前、山蔦一海が四川省の成都へ日本語教師として派遣された際、植物採集に行き峨眉山において発見。’とあります。



(参考写真)


春の展示会で見かけたヤマツタイの交配株

ケスハマソウとの交配株かどうかは定かではありません。)