URL先のZAKZAKでも書いている通り、末期には夜遅くに訪問販売をする等で顰蹙を買っていたのは事実である。
かくいう俺も訪問販売を受けた口だったのだが・・・。
 

家内と結婚して間もない頃、帰宅した時に「なんか瓦のセールスに来ていたんだけれど・・・」と家内から言われた。
まぁ、家内は「（俺が）何時に帰るかわからないから」と言って（事実、何かあれば１１時はザラだった）断ったのだが
相手に押し切られた格好になったとの事だった。

「まぁ、話は聞いてもええけど・・。」しかし、セールスマンが来たのは夜の８時を優に越えていた。
俺の住んで居る所は大阪とは言え田舎であるから、夜の８時ともなると起きて居る家は少ないのである。
それでも翌日に詳しい話をさせてほしいと先方がいうので予定を変更して調整したのだが、
いきなり当日になって「他の緊急の予定が入ったので予定を変更してもらいたい」と言われた。
さすがに（口調ではそんな事はおくびにも出さなかったが）憤慨して、「以後の予定は無い（つまり聞くつもりは無い）」と伝えた。
以後、新興産業のセールスの電話も訪問も「以前にお断りしたはずです。」の一言でシャットアウトしていた。

確かその時は「新しい屋根瓦」のセールスに来ていたのだが・・・
なんでも特殊コーティングしたとかの瓦・・・・おおこれこれ
http://www.nagoya-shinko.co.jp/room/syohin/b_sy2.html
一応、別会社（新興産業は各地域の支社が独立して採算していた・・・ちゅうことらしいけれど、実際はわかんない）って事で
すぐには消えないと思いますがね。

で、この時のセールスの売り文句は
「この瓦はうんちゃらかんちゃら鋼板をコーティングして耐久性を増していましてああだこうだ・・・」
で、俺、辛抱強く聞いていたが、最後に質問をした。
「それは金属でさらに表面加工して居るという事ですよね？」
「はい、100年近くは大丈夫です。」
「でも100年過ぎたら産業廃棄物になるんじゃありませんか？」
相手のセールスは何も言い返せなかった事を覚えている。
後で考えると、これが「相手に全く脈無し」という事でアポのキャンセルに繋がった可能性が有るかもしれないけれど（苦笑）
 

ただ「100年過ぎたら産廃」というのは思いつきで言ったつもりはなくて、常日頃から考えている事でもある。
わが家は親父から譲りうけた家で、築50年は優に経っている。
あちらこちらにガタが来ているので、いい加減、改新築かリフレッシュを考えないといけない。
この中で一番安いのは実は新築で高いのはリフレッシュである。
＃旧家屋のリフレッシュというのは、使っている土壁を全部崩して、柱だけにして、そこから組み立てなおすのだ。
しかし個人的に狙っているのはリフレッシュである。

この古い家は冬は死ねるくらい寒いのだが、夏はクーラーをかけなくとも「ちょっと暑いかなぁ」で十分快適に過ごせる。
風通しはあまりに良すぎるので埃は溜まるが、ダニとかには無縁である。
＃むしろ改築した箇所の方が見た目は奇麗なのだが、湿気が溜まるなどして痛みが早い。
屋根瓦は耐久年数はそんなに長くないが、使えなくなれば砕いてしまえば土に戻る。土壁も同様である。
これほど産廃を出さない構造の家は世界的にも少ないはずなのである。
法隆寺の様に、メンテナンスさえすれば1000年近く維持できるのである。経費は馬鹿にはならないが

無論リスクはある。今の新築の家と比べれば耐震構造と言えるような物は持っていない。
だから、先々の事は家族と相談して家を見直さないといけない。
 

周囲の人の考え方に水差すつもりは全然無い事を断っておくが、僕自身はあまり物を買い替える事はしない。
車は気に入った車を壊れるまで乗りたいし、バイクだって気に入ったバイクを壊れるまで使っていたい。
それは自分の服についてもそうだし、できればPCだって買い替えたくない。（こいつは無理があるのだが）
環境を考えれば息子のおむつも紙おむつよりも布の方が断然いいと思う。
＃無論、大変なのは家内なんでそんな事はおくびにも出さないが・・・。
そんな俺に物を売りつけるのは至難の技である、としか言いようが無いのだが（笑）
＃その割にはPC関係は失敗ばっかりだなぁ（爆笑）
 

セールスで思い出したが、以前に健康食品のセールスの電話があった。
これも別の意味でびっくりした。

「もしもし、私、健康食品の○○○○の者なのですが、ご主人様でいらっしゃいますか？」
「はあ、そうですが。」
「ご主人様は最近、健康について何か不安はありませんか？」
「いえ、全然ありませんが（強いて言えば白髪が増えた事か）」
「そうですか、わかりました。それでは失礼いたします。」

（ガチャン）

・・・・・
ちょっと待て、
そんな押しの弱いセールスでどうする（爆笑）
 

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