シラバス2012 MMj02346910000[1] 

愛知大学法科大学院

民法T(民法総則・物権)へ

民法V(債権総論・担保物権)へ

民法演習Tへ

民事法総合演習へ

法務総合演習へ

 

民法T(民法総則・物権)2012

授業科目名

民法T(民法総則・物権)(4単位)

担当者名

石口 修・久須本かおり

 

授業科目の概要

法科大学院の基本科目として、民法総則及び物権法の分野を講義の範囲とする。担保物権は、基本的に秋学期の民法Vで講義する。
法科大学院の授業であるから、各回のテーマにおいて現れる法律問題について、担当教員が問題を提起し、教員と受講生との双方向の議論(質疑応答)、受講生相互間の多方向の議論により、問題発見能力、問題解決能力、発表能力、コミュニケーション能力を養うことを目標とする。これらは、法律基本科目の基本的な内容を理解した上での目標であるから、基本事項のマスターを前提とする。

達成目標

 レジュメの各回ごとに「学習のポイント」を掲げます。これを理解することが達成目標です。

教材

《推薦図書》

 近江幸治『民法講義T・U』(成文堂)

 内田貴『民法T』(東大出版会)

中田・潮見・道垣内『民法判例百選T総則・物権(第6版)』(有斐閣)

 内田ほか編『民法判例集 総則・物権』(有斐閣)

 松本・潮見編『民法判例プラクティスT総則・物権』(信山社)

 その他、参考図書については、レジュメの中で指示します。

授業の方法

物権法においては、教員が作成した講義レジュメを配付し、これを受講生が予習し、問題について授業で内容を報告し、全員の議論を誘発する。
教員は各回の授業内容の概略を講義し、なるべく全員の議論を優先させ、法解釈能力を養う。

学生は、レジュメや参考書の当該箇所を丁寧に読み込んでくること、また、授業中に質問したい事項を予め決めておく必要がある。

成績評価の方法

期末試験の評価70パーセント、課題レポート、小テスト・質疑応答の程度などの「平常点」で30パーセントとします。なお、必修基本科目として開講する以上、出席は当然の前提ですから、出席・欠席だけで得点を加算・減算することはありません。

授業計画

1

物権法

物権法のみを掲げる。

物権の意義・目的、物権的請求権(1

2

物権法

物権的請求権(2

3

物権法

物権の変動(1)公示の原則と公信の原則、不動産登記制度

4

物権法

不動産に関する物権変動(1)意思表示による物権変動176条論

5

物権法

不動産に関する物権変動(2)登記をしなければ対抗しえない第三者177条総論

6

物権法

不動産に関する物権変動(3)第177条各論(1)意思表示の失効(取消・解除)と登記

7

物権法

不動産に関する物権変動(4)第177条各論(2)相続と登記

8

物権法

不動産に関する物権変動(5)第177条各論(3)時効取得と登記

9

物権法

動産に関する物権変動即時取得を中心に

10

物権法

明認方法による公示

11

物権法

占有権

12

物権法

所有権(1

13

物権法

所有権(2

14

物権法

用益物権(1

15

物権法

用益物権(2

備 考

予習は、基本書を読み込んでくるのが基本です。参考図書やTKC判例検索で各回に指示されているリーディングケースの事実関係と判旨を読み込んでくると授業がやさしく感じます。

わからない事項があれば、必ず、参考図書で調べてください。自分で調べても分からない事項に関しては、質問してください。

なお、これは当然のことですが、講義室への飲食物の持ち込み、講義中の入退室は厳禁します。ただ、体調の悪い人は申し出てください。

 

ANIME189

民法V(債権総論・担保物権)2012

授業科目名

民法V(債権総論・担保物権)(4単位)

担当者名

石口 修

 

授業科目の概要

債権法総論ならびに担保物権法における基本的な問題点について、判例や学説の議論状況を正しく理解し、その妥当性を自ら考えることを目的とする。

達成目標

レジュメの各回ごとに「学習のキーポイント」を掲げます。これを理解することが達成目標です。

教 材

参考図書
・渡邊達徳・野澤正充「NOMIKA3 債権総論」(弘文堂)

・近江幸治「民法講義W 債権法総論」(成文堂)
・潮見佳男「プラクティス債権総論」(信山社)
・内田貴「民法V 債権総論・担保物権」(東大出版会)
・近江幸治「民法講義V 担保物権法」(成文堂)

・道垣内弘人『担保物権法』(有斐閣)
・最高裁判所事務総局編『最高裁判所判例解説―民事篇―』(法曹会)

その他の参考図書は、レジュメの中で指示します。

授業の方法

学生との対話を重視した双方向の授業を基本としつつ、必要に応じて講義形式を取り入れる。

成績評価の方法

期末試験の評価60パーセント、中間テスト・質疑応答の程度などの「平常点」で40パーセントとします。なお、必修基本科目として開講する以上、出席は当然の前提ですから、出席だけで得点を加算することはありません。

授業計画

1

債権総論

債権の意義、目的。

2

債権総論

現実的履行の強制、債務不履行の意義と種類

3

債権総論

債務不履行の効果―損害賠償―

4

債権総論

受領遅滞

5

債権総論

債権の対外的効力(1)債権者代位権

6

債権総論

債権の対外的効力(2)債権者取消権(詐害行為取消権)

7

債権総論

債権侵害からの保護

8

債権総論

多数当事者の債権債務関係1分割債務、不可分債務、連帯債務

9

債権総論

多数当事者の債権債務関係2保証制度

10

債権総論

債権譲渡と債務引受け(1

11

債権総論

債権譲渡と債務引受け(2

12

債権総論

債権譲渡と債務引受け(3

13

債権総論

弁済(1)弁済制度概観

14

債権総論

弁済(2)代位弁済による代位、代物弁済

15

債権総論

相殺制度(1)相殺の意義、要件、効果

16

債権総論

相殺制度(2)相殺の担保的機能

17

担保物権

担保物権法概説担保物権の意義、性質、法定担保物権(1)留置権

18

担保物権

法定担保物権(2)先取特権

19

担保物権

質権

20

担保物権

抵当権(1)抵当制度概説、抵当権の効力の及ぶ目的物の範囲

21

担保物権

抵当権の効力の及ぶ目的物の範囲(続き)

22

担保物権

抵当権の物上代位(1

23

担保物権

抵当権の物上代位(2

24

担保物権

法定地上権(1

25

担保物権

法定地上権(2

26

担保物権

抵当不動産の第三取得者の保護、抵当権侵害

27

担保物権

共同抵当権、根抵当権

28

担保物権

譲渡担保(1)譲渡担保の意義、効果、各種の譲渡担保

29

担保物権

譲渡担保(2)集合財産の譲渡担保

30

担保物権

所有権留保

備 考

予習は、講義資料を読み込んでくるのが基本です。参考図書やTKC判例検索で各回に指示されているリーディングケースの事実関係と判旨を読み込んでくると授業がやさしく感じます。

わからない事項があれば、必ず、参考図書で調べてみてください。重要な箇所は講義資料で引用指示します。その他は、民法判例百選や最高裁判所判例解説(民事篇)などで補足してください。

また、これは当然のことですが、講義室への飲食物の持ち込み、講義中の入退室は禁止します。ただ、体調の悪い人は申し出てください。

 

ANIME189

 

民法演習T(民法総則・物権・担保物権)

授業科目名

民法演習T(2単位)

担当者名

石口・森山・福谷

 

授業科目の概要

 授業スケジュールに従って、毎回異なる民法上の問題点を含んだ具体的事例問題を素材に、関連判例と民法理論の関係について、教員と受講者間および受講者相互間の議論により理解を深める。受講生は、あらかじめ指定された教科書の該当ページを予習の上、授業で取り上げる事例問題について検討を加えた結果を、レポートにまとめて指定日までに教員に提出する。教員はレポートに現れた問題点を踏まえて授業を構成する。また、教員は、提出されたレポートの中から参考とすべきものを選び、コメントを入れた上で復習の資料として受講生に配布する。 

達成目標

1)民法総則・物権・担保法分野に関する基本問題を正確に解き明かし、理解する。

2)基本問題・判例・解釈をマスターした上で、その活用方法をマスターする。

教材

《推薦図書》

近江幸治『民法講義T民法総則』(成文堂)
近江幸治『民法講義U物権法』(成文堂)
近江幸治『民法講義V担保物権法』(成文堂)

その他の参考文献については、レジュメの中で適宜指示します。

授業の方法

本演習では、とくに各回における重要テーマについて理論状況の正確な把握ができ、問題点をより深く理解できるよう、以下の授業計画に掲げた判例を中心に、受講者間における質疑応答を中心として、双方向・多方向による議論・討論を行います。

成績評価の方法

 期末テストの結果(100点満点)に基づいて評価する。1回の講義に関わるレポートの未提出と講義の欠席(事実上、欠席と同視しうる遅刻・早退を含む)は、いずれが欠けても1回の講義につき1点減点する。ただし、正当事由のある欠席は減点しない。

授業計画

1

民法総則

人、法人、物

2

民法総則

意思表示・法律行為一般、心裡留保、虚偽表示

3

民法総則

錯誤

4

民法総則

詐欺、強迫、消費者契約、無効、取消、条件、期限

5

民法総則

代理一般、無権代理

6

民法総則

表見代理

7

民法総則

時効制度

8

物権

物権一般、物権的請求権、物権変動一般

9

物権

不動産の物権変動

10

物権

不動産登記制度、動産の物権変動、物権の消滅

11

物権

占有権、所有権、用益物権

12

担保物権

担保物権一般、留置権、先取特権、質権

13

担保物権

抵当権(1)抵当権の意義、効力など

14

担保物権

抵当権(2)抵当権と利用権との調整など

15

担保物権

仮登記担保、譲渡担保、所有権留保、債権担保

備 考

      

ANIME189

 

民事法総合演習

授業科目名

民事法総合演習(2単位)

担当名

森山・石口・久須本・西垣・鈴木

 

授業科目の概要

達成目標

教材

授業の方法

成績評価の方法

授業計画

1

2

3

4

5

 

 

ANIME189

 

法務総合演習

授業科目名

法務総合演習(2単位)

担当名

森山・石口・久須本・西垣・鈴木

 

授業科目の概要

達成目標

教材

授業の方法

成績評価の方法

授業計画

1

2

3

4

5

 

 

ANIME189