愛知大学法科大学院
授業科目名 |
民法T(民法総則・物権)(4単位) |
担当者名 |
石口 修・久須本かおり |
授業科目の概要 |
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法科大学院の基本科目として、民法総則及び物権法の分野を講義の範囲とする。担保物権は、基本的に秋学期の民法Vで講義する。 |
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達成目標 |
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レジュメの各回ごとに「学習のポイント」を掲げます。これを理解することが達成目標です。 |
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教材 |
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《推薦図書》 近江幸治『民法講義T・U』(成文堂) 内田貴『民法T』(東大出版会) 中田・潮見・道垣内『民法判例百選T総則・物権(第6版)』(有斐閣) 内田ほか編『民法判例集 総則・物権』(有斐閣) 松本・潮見編『民法判例プラクティスT総則・物権』(信山社) その他、参考図書については、レジュメの中で指示します。 |
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授業の方法 |
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物権法においては、教員が作成した講義レジュメを配付し、これを受講生が予習し、問題について授業で内容を報告し、全員の議論を誘発する。 学生は、レジュメや参考書の当該箇所を丁寧に読み込んでくること、また、授業中に質問したい事項を予め決めておく必要がある。 |
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成績評価の方法 |
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期末試験の評価70パーセント、課題レポート、小テスト・質疑応答の程度などの「平常点」で30パーセントとします。なお、必修基本科目として開講する以上、出席は当然の前提ですから、出席・欠席だけで得点を加算・減算することはありません。 |
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授業計画 |
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第1回 |
物権法 |
物権法のみを掲げる。 物権の意義・目的、物権的請求権(1) |
第2回 |
物権法 |
物権的請求権(2) |
第3回 |
物権法 |
物権の変動(1)公示の原則と公信の原則、不動産登記制度 |
第4回 |
物権法 |
不動産に関する物権変動(1)意思表示による物権変動―第176条論― |
第5回 |
物権法 |
不動産に関する物権変動(2)登記をしなければ対抗しえない第三者―第177条総論― |
第6回 |
物権法 |
不動産に関する物権変動(3)第177条各論(1)意思表示の失効(取消・解除)と登記 |
第7回 |
物権法 |
不動産に関する物権変動(4)第177条各論(2)相続と登記 |
第8回 |
物権法 |
不動産に関する物権変動(5)第177条各論(3)時効取得と登記 |
第9回 |
物権法 |
動産に関する物権変動―即時取得を中心に― |
第10回 |
物権法 |
明認方法による公示 |
第11回 |
物権法 |
占有権 |
第12回 |
物権法 |
所有権(1) |
第13回 |
物権法 |
所有権(2) |
第14回 |
物権法 |
用益物権(1) |
第15回 |
物権法 |
用益物権(2) |
備 考 |
予習は、基本書を読み込んでくるのが基本です。参考図書やTKC判例検索で各回に指示されているリーディングケースの事実関係と判旨を読み込んでくると授業がやさしく感じます。 わからない事項があれば、必ず、参考図書で調べてください。自分で調べても分からない事項に関しては、質問してください。 なお、これは当然のことですが、講義室への飲食物の持ち込み、講義中の入退室は厳禁します。ただ、体調の悪い人は申し出てください。 |
授業科目名 |
民法V(債権総論・担保物権)(4単位) |
担当者名 |
石口 修 |
授業科目の概要 |
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債権法総論ならびに担保物権法における基本的な問題点について、判例や学説の議論状況を正しく理解し、その妥当性を自ら考えることを目的とする。 |
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達成目標 |
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レジュメの各回ごとに「学習のキーポイント」を掲げます。これを理解することが達成目標です。 |
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教 材 |
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参考図書 ・近江幸治「民法講義W 債権法総論」(成文堂) ・道垣内弘人『担保物権法』(有斐閣) その他の参考図書は、レジュメの中で指示します。 |
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授業の方法 |
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学生との対話を重視した双方向の授業を基本としつつ、必要に応じて講義形式を取り入れる。 |
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成績評価の方法 |
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期末試験の評価60パーセント、中間テスト・質疑応答の程度などの「平常点」で40パーセントとします。なお、必修基本科目として開講する以上、出席は当然の前提ですから、出席だけで得点を加算することはありません。 |
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授業計画 |
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第1回 |
債権総論 |
債権の意義、目的。 |
第2回 |
債権総論 |
現実的履行の強制、債務不履行の意義と種類 |
第3回 |
債権総論 |
債務不履行の効果―損害賠償― |
第4回 |
債権総論 |
受領遅滞 |
第5回 |
債権総論 |
債権の対外的効力(1)債権者代位権 |
第6回 |
債権総論 |
債権の対外的効力(2)債権者取消権(詐害行為取消権) |
第7回 |
債権総論 |
債権侵害からの保護 |
第8回 |
債権総論 |
多数当事者の債権債務関係(1)分割債務、不可分債務、連帯債務 |
第9回 |
債権総論 |
多数当事者の債権債務関係(2)保証制度 |
第10回 |
債権総論 |
債権譲渡と債務引受け(1) |
第11回 |
債権総論 |
債権譲渡と債務引受け(2) |
第12回 |
債権総論 |
債権譲渡と債務引受け(3) |
第13回 |
債権総論 |
弁済(1)弁済制度概観 |
第14回 |
債権総論 |
弁済(2)代位弁済による代位、代物弁済 |
第15回 |
債権総論 |
相殺制度(1)相殺の意義、要件、効果 |
第16回 |
債権総論 |
相殺制度(2)相殺の担保的機能 |
第17回 |
担保物権 |
担保物権法概説―担保物権の意義、性質―、法定担保物権(1)留置権 |
第18回 |
担保物権 |
法定担保物権(2)先取特権 |
第19回 |
担保物権 |
質権 |
第20回 |
担保物権 |
抵当権(1)抵当制度概説、抵当権の効力の及ぶ目的物の範囲 |
第21回 |
担保物権 |
抵当権の効力の及ぶ目的物の範囲(続き) |
第22回 |
担保物権 |
抵当権の物上代位(1) |
第23回 |
担保物権 |
抵当権の物上代位(2) |
第24回 |
担保物権 |
法定地上権(1) |
第25回 |
担保物権 |
法定地上権(2) |
第26回 |
担保物権 |
抵当不動産の第三取得者の保護、抵当権侵害 |
第27回 |
担保物権 |
共同抵当権、根抵当権 |
第28回 |
担保物権 |
譲渡担保(1)譲渡担保の意義、効果、各種の譲渡担保 |
第29回 |
担保物権 |
譲渡担保(2)集合財産の譲渡担保 |
第30回 |
担保物権 |
所有権留保 |
備 考 |
予習は、講義資料を読み込んでくるのが基本です。参考図書やTKC判例検索で各回に指示されているリーディングケースの事実関係と判旨を読み込んでくると授業がやさしく感じます。 わからない事項があれば、必ず、参考図書で調べてみてください。重要な箇所は講義資料で引用指示します。その他は、民法判例百選や最高裁判所判例解説(民事篇)などで補足してください。 また、これは当然のことですが、講義室への飲食物の持ち込み、講義中の入退室は禁止します。ただ、体調の悪い人は申し出てください。 |
授業科目名 |
民法演習T(2単位) |
担当者名 |
石口・森山・福谷 |
授業科目の概要 |
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授業スケジュールに従って、毎回異なる民法上の問題点を含んだ具体的事例問題を素材に、関連判例と民法理論の関係について、教員と受講者間および受講者相互間の議論により理解を深める。受講生は、あらかじめ指定された教科書の該当ページを予習の上、授業で取り上げる事例問題について検討を加えた結果を、レポートにまとめて指定日までに教員に提出する。教員はレポートに現れた問題点を踏まえて授業を構成する。また、教員は、提出されたレポートの中から参考とすべきものを選び、コメントを入れた上で復習の資料として受講生に配布する。 |
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達成目標 |
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(1)民法総則・物権・担保法分野に関する基本問題を正確に解き明かし、理解する。 (2)基本問題・判例・解釈をマスターした上で、その活用方法をマスターする。 |
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教材 |
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《推薦図書》 近江幸治『民法講義T民法総則』(成文堂) その他の参考文献については、レジュメの中で適宜指示します。 |
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授業の方法 |
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本演習では、とくに各回における重要テーマについて理論状況の正確な把握ができ、問題点をより深く理解できるよう、以下の授業計画に掲げた判例を中心に、受講者間における質疑応答を中心として、双方向・多方向による議論・討論を行います。 |
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成績評価の方法 |
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期末テストの結果(100点満点)に基づいて評価する。1回の講義に関わるレポートの未提出と講義の欠席(事実上、欠席と同視しうる遅刻・早退を含む)は、いずれが欠けても1回の講義につき1点減点する。ただし、正当事由のある欠席は減点しない。 |
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授業計画 |
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第1回 |
民法総則 |
人、法人、物 |
第2回 |
民法総則 |
意思表示・法律行為一般、心裡留保、虚偽表示 |
第3回 |
民法総則 |
錯誤 |
第4回 |
民法総則 |
詐欺、強迫、消費者契約、無効、取消、条件、期限 |
第5回 |
民法総則 |
代理一般、無権代理 |
第6回 |
民法総則 |
表見代理 |
第7回 |
民法総則 |
時効制度 |
第8回 |
物権 |
物権一般、物権的請求権、物権変動一般 |
第9回 |
物権 |
不動産の物権変動 |
第10回 |
物権 |
不動産登記制度、動産の物権変動、物権の消滅 |
第11回 |
物権 |
占有権、所有権、用益物権 |
第12回 |
担保物権 |
担保物権一般、留置権、先取特権、質権 |
第13回 |
担保物権 |
抵当権(1)抵当権の意義、効力など |
第14回 |
担保物権 |
抵当権(2)抵当権と利用権との調整など |
第15回 |
担保物権 |
仮登記担保、譲渡担保、所有権留保、債権担保 |
備 考 |
授業科目名 |
民事法総合演習(2単位) |
担当名 |
森山・石口・久須本・西垣・鈴木 |
授業科目の概要 |
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達成目標 |
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教材 |
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授業の方法 |
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成績評価の方法 |
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授業計画 |
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第1回 |
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第2回 |
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第3回 |
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第4回 |
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第5回 |
授業科目名 |
法務総合演習(2単位) |
担当名 |
森山・石口・久須本・西垣・鈴木 |
授業科目の概要 |
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達成目標 |
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教材 |
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授業の方法 |
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成績評価の方法 |
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授業計画 |
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第1回 |
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第2回 |
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第3回 |
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第4回 |
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第5回 |