花霞
君に贈られた言葉たちが
ハラハラと散っていく
春の陽射しのように
降りそそがれた
暖かな想いとともに
君を傷つけた言葉だけが
離れられず留まっている
季節の流れに逆らうように
この霞の中で
散り逝く花びらを追いかけ
この掌に握り締めても
やがて色褪せ
朽ちていくだけ
だからこそ気づいて欲しい
花が散ったあとに
若葉が萌ゆるということを
傷ついた君の心にも
新しい息吹が芽吹くということを
花散るこの霞の中で・・・
●
next