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2005年06月16日

せっかちは失敗のもと

ETCに慣れたことと「せっかち」な性格のため、朝夕の混雑時は前の車とくっついてゲートを通ることが多い。もちろん、スピードはほほ20Kぐらいに落ちているから危なくはない。前の車でいったん閉じるゲートは、閉じないで開いたまま私の車も通る。
この手の通り方は(一定料金の有料駐車場などで)入るときにチェックずみの場合、出るのは自由のゲートでも時々やる。前の車が通ったあといったんゲートが閉じると、こちらもいったん停止しないといけなくなる。「停止するのがイヤ」なため、前の車と間隔を空けないでくっついて通るほうが順調にゲートを通ることができる。

この「せっかちな性格」で失敗したことがある。10年まえ(1995年)場所はフランスのアルザス地方都市(コルマール)での話。「市営駐車場はこちらへ」という案内を見たのでその方向へ車を走らせていた。前の車がとあるマンションの地下駐車場へ入ろうとしたので、「ああここか」と思い、その車に続いて駐車場の入り口ゲートを通った。中へ入って「どこに駐車しようか」と少し車を動かしてみて「どうも様子がおかしい」ことに気がついた。

なんとマンション専用の地下駐車場ではないか!

入ったのはいいが出られない。出口ゲートはもちろん入り口ゲートを逆行して出ようとしてもゲートは開かない。マンション専用の地下駐車場なので暗い。管理人へ電話しようとウロウロ探してもそれらしきものがない。地下に閉じ込められた(自分でやったことだが)状態になった。

10分くらい経ち途方にくれかけたところで、マンションの住人(若者)が駐車場にあらわれた。早速彼に「パリから旅行で来たものです。市営駐車場と間違って前の車にくっついて入りましたが、出られません。」と事情を話した。そしたら、金属製のカードを見せて「これがないと出られない。私のあとにくっついて出て。」と言ってくれたので、やっと暗い駐車場から出ることができた。

「せっかちは失敗のもと」というお話でした。

投稿者 tadashi : 2005年06月16日 01:45

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