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2005年12月11日

フィアットの街

冬季オリンピックの開催されるトリノといえば、フィアットに代表されるように工業都市。 聖骸布、すなわち、キリストを包んだという布のある教会へ行こうとしたこともある。

じつは、前述のグルノーブルとは車で2時間少しぐらいの距離なのである。 知り合いのS教授は「明日はトリノへ日帰り出張」なんて気楽に言う。 じつは、北イタリア、フランス間のフレンチ・アルプスをトンネルで抜けられるからである。

かつては汽車のトンネルしかなく「汽車に車両を載せていた」が、高速道路のトンネルができてから、気楽に往来ができるようになった。

さらに新幹線用のトンネル工事もしているが、この路線にウランやアスベストなどの埋蔵物があり、もめている。 新幹線なら、パリからリヨン経由で3時間少しで行けるだろう。

ヨーロッパは狭いのである。


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車を汽車に載せる、というのは好きではない。 70年代、まだ車は峠越えしないといけない時代、グルノーブルの友人の車にキズがついた。 車両の設定が緩んでいたためである。
まだ、スイスにはこういう路線がある。 時間短縮にはなるのだが、どうも敬遠したくなる。

トリノへのトンネルがない時代に、車でフランスから行くには、さらに北のモンブラン・トンネルをとおり、アオスタ経由で下るのが1つのルート。 もう1つは、南のニースからリヴィエラ海岸経由でイタリア入りして北上するルートだった。


投稿者 tadashi : 2005年12月11日 07:20

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