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2005年12月23日

時代による変化(#2:笑う)

「泣く」とは対照的な行為は「笑う」。 笑い自体はさほど変化しているわけではない。 しかし、大きく変化したのは、「人に笑われる」ということへの抵抗がなくなったことである。 否、最近では「笑いをとる」ということに、積極的な価値観が見出されている。

プロの芸能人でも「お笑い」の連中の地位が高くなった。 昔は、2枚目、今のイケメンが上で、お笑いは下という序列があった。 現在では同等あるいは逆転している。

「笑いをとる」というのは難しい。 軽妙なツッコミとボケが必要。 ツッコミはしないたちなので、せめて上手くボケたい、と思うがいつも失敗している。 同僚の先生方はどちらもうまい。 先日も私に上手くツッこまれたのだが、マジに返してしまった。 反省(?)している次第。

「笑いをとる」というのは「人に笑われる」という行為の中で「捨てていい」という部分。 人間誰しも「捨てたくない」という部分もある。 昔はすべて後生大事に持っていた。 現在は、その中を整理した結果、どうでもいい部分は捨てることで、世の中の潤滑油にしている。

つまり、じつは「人に笑われる」という行為にも2種類あるということである。

投稿者 tadashi : 2005年12月23日 00:23

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