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2006年12月24日
ビクター不振
ビクターは、ずっと昔に経営危機の時期があり、松下傘下で生き延びた。 が、それもとうとう終焉した。 家電では松下と競合製品をつくってたのに成り立っていたのは、それだけのシェアがあったから。 なんといっても「JVCブランド」は海外では強力。 これだけは、当分は利用価値があるだろう。
なぜか、うちにはブラウン管時代に引き続き液晶TVも Victor (犬のマーク)が1台ある。 レコード時代は、ビクター、コロンビアが2大勢力だった。 吉田正作曲の歌謡曲が一世風靡していた頃の話だが。
たしかにVHSとか技術的には見るべきものがあるが、いずれもアナログ時代。 技術陣には面白かったと思う。 東のビクター、西のテン。 そういう技術の優れた会社は、得てして商売は下手。 無線通信技術のすばらしかったテン(神戸工業)もとっくの昔につぶれた。
神戸工業の場合は、当時、有線通信(電話機)だけの富士通が補完的に吸収した。 ビクターの場合は「補完的でない」というところに、今回の事態の伏線があったと見るべきだろう。
ここにも「栄枯盛衰」が見られるが、「アナログ技術を後生大事にすると危ないよ」と警鐘を鳴らしたい。
どこで? 見たらわかるでしょう。
投稿者 tadashi : 2006年12月24日 06:26