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2007年01月04日

プラットフォーム

まず連想するのは電車に乗り降りする「プラットフォーム」だろう。
お役所の連中は「XXプラットフォーム事業」なんていう表現が好きで、これもかなり昔から使われている。
自動車ではシャーシー部分のことで、見かけは違う車も同じプラットフォームから出来ている、のは車好きの常識である。

あちこちの分野でプラットフォームという言葉は歴史を持っているが、すでにコンピュータでも使われるようになっている。 具体的には「ハードウェア+OS」で、車と似ていて「土台」というぐらいの意味。

企業のように多種の製品をつくっているところでは、自然にプラットフォームのさす意味がわかる。
しかし、教育・研究を細々とやっている大学では「プラットフォーム」を見せるには工夫が必要。
百聞は一見にしかず、なのだが、「土台」を見てプラットフォームを実感してくれるかどうか?

自分でコンピュータ製作を繰り返した経験があれば「実感」としてわかる言葉なのだが、「コンピュータを使うだけの人」には理解しにくいところ。 車の機械部分に関心のない人に、「車のプラットフォームを教える」のと似ている。
「ベリーサとデミオは同じプラットフォームです」と言っても、「あっそう」ぐらいで気にもしないだろう。


投稿者 tadashi : 2007年01月04日 00:34

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