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2007年01月06日

意識のズレ

情報関係の産業は首都圏がメインで、サブが関西圏というのは常識。 もっとも、(今や落ち目の)大手電機メーカーもそう。 だから、全国どこの大学でも就職先は、1に首都圏、2に関西圏 だった。

これが、いつ頃からか「地元で就職」という奴が前の大学でも出始めた、しかも院に行ってまでも。 「院卒で新聞記者になった」のまで居るが、まぁ、それも例外的。 「地元で就職なんかするな」というのが口癖だった。 「大学は教養を身につけるところ」というのならそれでもいいが、それほどのフィロソフィーを持っているとは思えない。 工科系の大学では、「技術を身につけ、会社でその技術を活かす」というのが筋だろう。

ところが、今勤務している大学では、「地元で就職したい」という希望が多い(のに驚いた)。 片や、広島県始め中国地方は情報後進地域。 県自体が「情報産業の振興」と云ってはいるが、特効薬はない。 PCの出始めの頃に、徳島でジャストシステムなるベンチャーが誕生したように、自分で起業でもしないと無理。 

今の時代なら、ネットワークをベースに起業するしかない。 が、それに見合う力がついているか、といえばお寒い状態。 10年くらいは首都圏で働く覚悟を持ってくれないと、情報学部の将来も暗い。

投稿者 tadashi : 2007年01月06日 00:49

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