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2007年08月18日

パリ市内にまで市電 !!

パリ市とは旧城壁に囲まれた中のエリアをさす。 この城壁が周回道路ペリフェリックであり、出入り口をポルト(門)と云う。 ポルトの数は26(だったと思う)ほどある。 昔、自分の車でグルノーブルから上京(?)したときは、丸い円にポルトの位置を書いた紙を持参していた。 ペリフェリック自体が3から5車線あるため、「ネストの深さ」と「出入り口のポルトまでの距離」を考えながら走るためである。 当分出るつもりのないときは、4車線くらいまで入って速く走るほうがスムーズで、1車線目なんかに居ると出入りの車にもまれてしまう。 この走り方は凱旋門を周回するときのパターンと同じである。

ポルトの名前は大体覚えているものの、北の出入りはマイヨー、南の出入りはオルレアンにほぼ決めている。 今回は東のA4から入っていったので、オルレアンの1つ手前のイタリーからパリ市に入った。 そのあと、オルレアンからカルチエラタン方向へ向かう道路に入るべく、城壁に沿った道路(内側なのでパリの道路)を走った。 が、どうも様子が違った。

道路は2車線なのに「狭い!」のである。 それに、パリの道路は、交差点付近を除いて、車線を引いていないはずなのに、白くクッキリ車線が引かれている。 しかし、小型車がいっぱいいっぱいくらいの狭いレーンしかない。 もともとは広い道だから、「おかしいな?」と思ったら、中央に緑地帯がある。 緑地帯のためにレーンが狭くなったのか、と思ってしばらく走っていたら、なんと緑地帯に「市電」が走っているではないか!

グルノーブルも、昔はなかったのに、1980年代に市電ができたが、とうとうパリにも市電が登場してしまった。 城壁の外側はパリ郊外ということになるが、すでに3つか4つぐらい市電がつくられていた。 それが、城壁の中、つまり、パリ市にも及んだ、ということらしい。 

今のところ都電の荒川線くらいの感じである。 しかし、将来、「シャンゼリゼ大通りに市電が走る」ことになるかも知れない。

投稿者 tadashi : 2007年08月18日 16:42

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