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2008年06月06日
200年くらい早い?
裁判員制度なるものが始まる。 が、この日本という国の面白いところは「大衆が要求したから実現する」のではないことである。 天下り式に降りてきた制度だから、右往左往する。 戦争に負けて、アメリカから与えられた「民主主義」に右往左往した、のと似ている。
130年くらいまえまでは、「侍の国だった」のである。 そこでは「君主制」だったし、明治政府も基本的にはそれを継承した。 普通選挙なるものは導入されたが、民衆の意識はマダマダだった。 ヨーロッパでは「共和国」が主流であるが、日本人は「共和国」を知らないのである。
国の制度と話は違うが、「自主性」のない学生さんが沢山居る、のが日本の現状である。
だから「教育」が盛んなのである。 ここで云う「教育」とは、天下り式に教えること、で授業は通常このスタイルをとる。 先生は一生懸命教え、学生さんも一生懸命覚える。 「考える人」はほんの1,2割がどこの大学でもいいところである。
つまり、日本という国の歴史から見れば、自主性が育つには200年くらいかかるような気がする。
投稿者 tadashi : 2008年06月06日 23:47