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2008年11月23日

目線の違い

「教育の重視」とは「中身を充実させること」と思いきや、「いい教育をしていると書くこと」にあるらしい。
そういう記述も必要かも知れないが、目線は学生ではなく、お上を見ている。
「シラバスを真面目に読んでいる学生の少ないこと」をどう見ているのか、不思議でたまらない。
まぁそういうことはお好きな人に任せておきたい。

もっとも「中身を充実させること」は容易ではない。 中身を充実させたまま殆どの学生さんに理解させる、というのは不可能に近い。 120人ほどの必修科目の場合は、正直ジレンマに陥る。 「教科書はハイレベル」を現大学に来ても貫いている。 そして、できるだけ内容を減らすことなく、皆さんに単位をとってもらう工夫をしないといけない。

結局、難しいことを教えるけど、試験はやさしくする、という便法をとっている。 その結果、高得点に多くの学生さんが集中するのであるが、それでも低得点の学生さんが(少数ではあるが)存在する。
「好きでもないのに情報に来るなよ」と云いたいけど、入ってしまったから仕方ない。

ここが私大の最大のジレンマである。


投稿者 tadashi : 2008年11月23日 20:36

コメント

こちらの大学でも同じで、外から見た印象しか考慮の対象とはしないようです。そして建前の議論の好きな人に任せておいたりすると、見かけの良さとは裏腹に評価が低いわりに負担の大きな実験は講師にどんどん割り振るということになってきてます。こういうやり方には、ずーっと文句を言ってますし、あなたの建前の議論に賛成はしないし、(言動と行動がかけ離れている人に)あなた自身を信用しないと、いらんことまでつい言ってしまってます。

投稿者 さかい : 2008年11月25日 10:30

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