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2009年01月21日

乗車権

久しぶりにまたパックの紅茶を飲み始めた。 コンビニで買うので、怪しげなダージリンかリプトンである。 リプトンがテトラパックになったのは知ってたが、入れ物のパックの口は空気が漏れないようプチプチとはめるタイプになっている。 その口のところに、「次のひらめきのために」みたいなことが書いてあるのに気がついた。 「新鮮な紅茶でひらめきを」という意味か、あるいは、「ひらめきが漏れないように」という意味か、は知らない。 

外資系はこういうのが好きなようで、IBMは80年代から Think を使っている。 Think は「考える」というと不得手な人も多いが、「思う」なら万人向けになる。 「思う」なら、いつでもどこでも可能である。 「ひらめき」は「思う」ほど簡単ではない。 一生懸命に努力しても、ひらめかないことのほうが多いし、何もしてないときに突然ひらめくこともある。 ただ、何もしなくてひらめいたのではなくて、その前に沢山考えたり思ったりした結果として、突然の「ひらめき」がある。

「強く思うことを書いた紙があれば」と云ったのはバンプの藤原くんだけど、論文を書くためには「強く思うこと」がなにより必要なのである。

卒論の時期になると、つい「乗車権」を引用してしまう。

投稿者 tadashi : 2009年01月21日 07:20

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