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2009年04月05日

理系 vs 文系

大学は工業大学だけど、学生さんの流れとしては理系の減少傾向が続いている。 そのとき、文系的な学科を増やします、と云ってもそう簡単ではない。 東京都市大学のようにもともと文系のものを吸収するとか、新規につくらないとうまく行くわけがない。 理系と文系では違うOSを基盤にしているから、OSそのものをチェンジしないダメである。

もちろん、理系OSと文系OSの共通部分もあるにはある。 Logic(論理)はその代表。 チョムスキーは言語学者だけど、チューリングマシンとぴったり対応づけた。 文学部のごく一部にはそういう人もいる。 もっとも理系でも、論理に弱い人も沢山いるし、文系では「数理論理」ではなく、「自己論理」を使う人のほうが多い。 法律なんかは、本来は「論理」のはずだけど、社会の仕組みが複雑になりすぎたため、論理が追いついていない。 いわゆる「法の抜け穴」が多すぎる。 政治資金規正法はその典型的な例である。

ただ、論理一辺倒の話は面白くはない。 卒業式、入学式と続いたけど、理系の大学の場合、話が論理的すぎて面白くはない。 儀式としてはいいけど、意外性に欠けるのである。 日本人相手だとそうなるのか、ジョークに欠けている。 かと云って吉本的になると評判が悪くなるのは目に見えている。 

しかし、もう少し柔らかい話のほうがいいのではないか。

投稿者 tadashi : 2009年04月05日 06:32

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