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2009年05月23日

裁判員制度

一昨日(5月21日)裁判員制度が始まってしまった。
裁判員制度については散発的に書いているが、「日本では200年は早いのでは」とも書いた(2008/06/06)。
まぁ、戦後の民主主義と同じで、順応性の高いのは日本人の長所(?)だから、うまく行くだろう。

「背景を理解すべき」とも書いたけれど、始まったからには「どういうことになるか」を予想しておいたほうがいい。 
まず、刑は軽くなるだろう。 そして、その行く先は「死刑廃止」である。

もちろん、「死刑廃止」という主張は昔からある。 が、日本でここまで盛り上がらないのは、ヨーロッパと比較すれば明白。 ヨーロッパの根底には、カソリックという宗教観がある。 
ヨーロッパでも若者の宗教離れは進んでいるが、それでも根底にはカソリックがある。
それと比べ、宗教的背景が日本ではゼロで、「死生観」へのコンセンサスがない。 (この原因は日本仏教の堕落にあるが、今回は省略。)

この国で「死刑廃止」が定着すれば、アメリカの属国からの脱皮の第1歩になるかも知れない。

投稿者 tadashi : 2009年05月23日 17:06

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